「模範」と「師範」の違い・意味と使い方・由来や例文

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模範は「手本となるような見習うべき存在のこと」。

何らかの部分で優れていると言えるような、見習いたいと感じる、そういう存在に対して使うのです。

師範は「学問や技能などを教える人たちのこと」。

生徒と言える人たちに対して、こういったものを教える立場にある人を指して使います。

先生などに近い意味を持っていると評価できます。

「模範」の意味

模範とは、手本となるような見習うべき存在のことです。

人間に対して使われることもありますけど、ものに対しても使われることがあると言えるのです。

基本的には万人にとって理想とすべき存在であり、手本として見習うべき存在と言えるので、かなりポジティブな意味の言葉であると評価できるはずです。

知名度も高いと言えるでしょう。

「師範」の意味

師範とは、学問や技能などを教える人たちのことです。

こういった部分において詳しい、経験が豊富であるという意味で使っていく言葉になります。

したがって、実際に師範と呼べる人たちはそこまで多くありません。

また、実際に師範という言葉を使う機会はそこまで多くはないでしょう。

先生という言葉を使うこともできるでしょうから。

「模範」と「師範」の用法や用例

「あの子の勉強に対する姿勢は非常に素晴らしい。

まさに模範となるべき存在だ。

勉強が嫌いな子も多くいるだろうけど、あの子みたいに真面目に取り組む気持ちを少しでも持ってもらいたいね。」

「あの師範は経験が豊富であり、その経験を生かして指導をしている。

実際に習っている身としてはその経験の豊富さを存分に感じることができる。」

模範と師範はともに手本になる存在

模範と師範は表記として似ていますが、意味もそれなりに似ている部分があるのです。

両方とも手本となるべき存在という意味があります。

ただ、師範の場合には学問や技能を教える人たちという意味もあるので、先生といった言葉を使うこともできますから、そこに関しても覚えておくといいと思われます。

どちらかと言えば、模範の方が使われやすいでしょう。

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