「原」と「源」と「元」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

原は「物事の起こりのこと、原っぱのこと」。

「原因」と言い換えると分かりやすい。

源は「水流の始まりのこと、物事の始まりのこと」。

「水源」と言い換えると分かりやすい。

元は「根本のこと、始まりのこと、年号のこと、中国の貨幣単位のこと」。

「元祖」と言い換えると分かりやすい。

「原」と「源」と「元」は「始まり」という意味では共通していますが、意味はそれぞれ微妙に異なります。

「原」はことの起こりのこと

「原」は語源では「崖の下から湧き出る泉のこと」から「はじめ」という意味になります。

「原始時代」「原因結果」「原形」「原稿用紙」「原状回復」「印刷原版」「原作者」「原告被告」「原価計算」「原液のまま」「原寸大」「原始林」「原料」「経済原論」「原理原則」「北京原人」「原子力発電」「日本原産」「原画」などの言葉があります。

「源」はことの始まりのこと

「源」は語源では「水流のはじめ、滴りはじめのこと」で「琴の起きはじめのことを言います。

「温泉の源泉」「大河の源流」「資源は有限だ」「物事の根源」「水源探索」「電源開発」「予算の財源」「人類の起源」「自ら発する光源」「語源辞典」などと使います。

また、昔の「源・平・藤・橘」と言う四姓の一つのこと。

「源氏」とも言います。

「元」ははじめのこと

「元」は様々な意味を持ちます。

「おおもと」の意味で「何かを始めた人を元祖・一年の初日を元日」。

「もと」で「元金はこれだけ・この世はすべて元素からなる」。

「おさ」では「元勲・国家元首」。

「年号」では「元号・改元・紀元」。

「貨幣単位」では「中国の元」。

「中国の国名」では「元」。

その他「中元・三次元・単元株・根元・還元」などがあります。

「原」と「源」と「元」とは

「原」と「源」と「元」は「はじめ・おおもと」という共通する意味があります。

「源」の元字は「原」です。

「原」は「原始・原作・現行・原案・原告・原則・原理・原産」などの言葉があります。

「源」は「源泉・電源・光源・水源・財源・起源・資源」などの言葉があり、「元」は「根元・元祖・元首・元号・次元・中元・還元」などの言葉があります。

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