「溶」と「融」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

溶は「気体・固体・液体などが液体に混じり均一になること」。

「溶解」と言い換えると分かりやすい。

融は「固体が液体になること」。

「融解」と言い換えると分かりやすい。

「溶」も「融」も「溶けること」です。

「溶」は気体・固体・液体などが液体に入り水溶液となること、また、固体が熱で溶けることも言います。

「融」も固体が熱で液体化することを言います。

「溶」は液体に溶けること

「溶」は「水に溶けること・固体が溶けること」などの意味があり、「水に塩を混ぜて水溶液の塩水を作る」「ペンキに溶剤を入れて薄める」「火山の溶岩だまり」「製鉄所の溶鉱炉」「溶接の火花」「溶媒は溶かすためのもの」「溶暗は次第に暗くすること・フェードアウトのこと」「溶明は次第に明るくすること・フェードインのこと」などと使います。

「融」は固体が溶けること

「融」は熱で堅いものが溶けることを言います。

また「和らぐこと・通じること」という別の意味もあります。

「溶ける」では「融解」、「和らぐ」では「融合・融和」、「通じる」では「融資・融通・金融」などがあります。

語源では「湯気が立ち上ること」から「ものが溶ける」となりました。

男性の名前でも「融・とおる」が使われています。

「溶」は水に溶けること、「融」はものが熱で溶けること

一般的に「溶」は水に溶けること、「融」はものが熱で溶けることと考えると分かりやすいかも知れません。

別の解釈もありますが、比較する時には「水を表すサンズイがある『溶』は水に溶けること」「湯気が立ち上る熱に関係した『融』はものが溶けること」と解釈するとスツキリします。

「水溶液」、「溶解」が分かりやすい言葉です。

「溶」と「融」とは

「溶」は「水などの液体に気体や固体、液体が混じること、均一になること」です。

「水溶液・溶剤・溶岩・溶鉱炉・溶接・溶媒・溶暗・溶明」などの言葉があります。

「融」は「固体が熱などで溶けて液状になること」です。

融けるで「融解」、和むで「融和・融合」、通じるで「融資・融通・金融」などの言葉があります。

人名でも「融・とおる」があります。

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