回は「まわること」。
「回転」と言い換えると分かりやすい。
廻は「めぐること」。
「廻廊」と言い換えると分かりやすい。
「回」は「廻」の書き換え文字となるため、「回」と「廻」は本来同じ意味を持ちます。
「回転?廻転」「回廊・廻廊」など。
また、「廻」は昔の「廻船問屋」や「輪廻」のように「めぐる」と言う意味もあります。
「回」はまわる、まわすこと
「回」は「廻」の書き換えも字の場合もあり、水が回る様子を表した漢字です。
「回転する木馬」「回顧録」「回数をカウント」「債権回収」「起死回生」「毎回出場」「迂回路」「巡回勤務」「要求撤回」「徘徊老人」「名誉挽回」「被害者の回向」「集中回路」「回覧板」「回答用紙」「回文を作る」「北回帰線」「回遊魚」「危険回避」などと使います。
「廻」は「回」と同じ意味
「廻」は「回」と同様に使いますが、使用頻度は「回」の方が多いようです。
「めぐる」という意味がやや強い漢字になります。
「廻り灯籠」「廻転は回転のこと」「廻欄は回覧のこと」「廻旋は蔓が伸びる様子」「廻廊は回廊」「廻送も回送」「廻天は世の中を変えること」「廻風はつむじ風のこと」「輪廻は仏教思想」などと使います。
「回」より「廻」を使った方が良い場合
「回」より「廻」を使う方がしっくりいく場合があります。
「廻り灯篭」「廻廊」「輪廻」「廻旋」「水廻り」などは「廻」があっているように感じます。
「めぐる」という意味合いがある言葉が多いようです。
「廻廊は巡り歩くこと」「輪廻は現世とあの世との往復のこと」「水廻りはキッチンやトイレ、風呂、洗面所などのこと」などと使います。
「回」と「廻」とは
「回」と「廻」は同じに使える漢字です。
「回る、回す、巡る」などの意味になります。
「回」には「回転・回顧・回数・毎回・回生・回覧・回文・回答・回遊・回帰・回避」などの熟語があります。
「廻」は「めぐる」意味合いが強く、「廻り灯籠・回廊・輪廻・廻旋・水廻り」などと使います。
どちらも「水が回っている様子」から創られています。