遠征は「試合や調査などのために遠くの地域まで出向くこと」。
基本的には何らかの用事のために遠くまで向かうようなシーンで使いますけど、スポーツの試合や調査といった目的であるケースが多いです。
遠出は「遠くの場所に行くこと」。
単に遠い場所に行くというケースで使えますから、使用頻度はそれなりに高いと評価できます。
「遠征」の意味
遠征とは、試合や調査などのために遠くの地域まで出向くことです。
遠征という言葉が使われるのはスポーツの場面が顕著です。
特定のチームが遠くまで試合をするために向かうようなシーンでよく使用されます。
それ以外でも何らかの調査をするためにどこかに向かうような場面があれば、そのときにも使われやすいと評価できます。
「遠出」の意味
遠出とは、遠くの場所に行くことです。
とにかく遠いと言えるような場所に向かうようなシーンがあれば、そのときに遠出という表現を使います。
これといって目的は限定されないので、いろいろな場面で使うことができるでしょう。
遠出は多くの人たちが経験しているものだと思われますから、馴染みを感じやすいと言えるはずです。
「遠征」と「遠出」の用法や用例
「今回はかなり長い距離の遠征となる。
したがって、試合をするまでに疲れをきちんととらないといけないだろう。
各自体調を整えることに関しては気を遣っていくべきだ。」
「今回は遠出してよかったよ。
ここじゃないと売っていない品だったからね。
交通費がそれなりにかかってしまったが、これくらいは仕方ないと言えるだろう。」
遠征と遠出は使用するシーンが異なる
遠征と遠出はともに遠くまで行くという意味で使う言葉ですけど、実際に使用するシーンにはちょっと違いがあります。
遠出は単に遠くまで向かうシーンで使うことができますが、遠征は試合や調査のために遠くまで向かうときに使うので、そういった部分で区別ができるのです。
遠征の方が使用できる場面が限られると言えるでしょう。