「自首」と「出頭」の違い・意味と使い方・使い分け

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自首は「特定の犯罪における犯人が警察で掴み切れていない段階で、警察に対して自ら名乗り出ること」。

まだ犯罪自体が警察で認識されていない段階でも名乗り出れば自首になります。

出頭は「特定の犯罪における犯人が警察で特定できているが、まだ捕まえられていない段階で、警察に対して自ら名乗り出ること」。

犯人が特定されていて、後は捕まえるだけという状況が必要なのです。

「自首」の意味

自首というのは、特定の犯罪が起きているが、警察がその実態を把握していない、または把握しているが犯人が誰か分かっていない状況で、犯人が警察に名乗り出ることを指しています。

犯人が分からないというところがポイントで、犯人が分からない状況で名乗り出ないといけないので、より早いタイミングで警察に行くことが必要なのです。

「出頭」の意味

出頭というのは、特定の犯罪が起きていることを警察が把握し、その犯人が誰かも分かっているが、どこにいるのかが掴めておらず、逮捕に至っていない状況で、犯人が警察に名乗り出ることを意味します。

すでに警察が犯人を特定しているので、一般的には犯罪発生から割と時間が経過した後に行われる行為になると言えるのでしょう。

「自首」と「出頭」の用法や用例

「あの未解決事件の犯人が自首したらしいね。

犯人を見つけるための手掛かりがほとんどなく、警察もかなり困っていたみたいだけど、まさかこんなに早く解決するとは思わなかったな。

「あの凶悪事件の犯人が出頭したんだって。

犯人の顔や名前が公開されていたから、犯人としては自分が捕まるのは時間の問題だと思ったのかもしれないね。

自首と出頭はタイミングの違い

自首というのは特定の犯罪における犯人が確定していない状況、警察が特定していない状況で、自分が犯人だと名乗り出ることになります。

しかし、出頭は犯人が確定している状況で名乗り出ることなので、基本的には出頭は自首よりもタイミングが遅くなる傾向にあるのです。

自首と出頭はそれをするタイミングに違いがあるということになります。

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