「邦人」と「日本人」の違い・意味と使い方・使い分け

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邦人は「自国の人のこと」。

それぞれの国の人にとっての自国の人が邦人であり、日本人にとって日本人は邦人と言えるのです。

日本人は「日本の国籍を持っている人のこと」。

日本以外で生活をしていても、日本国籍があれば一般的には日本人と呼び、日本に住んでいても日本国籍がない人は日本人とは呼ばないということになっています。

「邦人」の意味

邦人というのは、その人にとって同じ国籍を持った人のことです。

だから、日本人にとっての邦人は日本人となり、フランス人にとっての邦人はフランス人となるのです。

日本で生活していると、よく日本人のことを邦人と言っているのですが、それは海外でも同じような現象が起きるということになるのです。

自国民を邦人と呼ぶのです。

「日本人」の意味

日本人というのは、一般的には日本国籍を持っている人になります。

日本で生まれた日本人の両親を持つ人が多いものの、それ以外の人たちでも日本国籍を持っていれば日本人という扱いになります。

日本で生活をすることは条件ではなく、海外で生活をしていても日本国籍があれば、日本人と呼んで構わないということで、重要なのは日本の国籍の有無ということになるのです。

「邦人」と「日本人」の用法や用例

「海外で邦人が事件に巻き込まれたらしい。

日本では物騒なことがあまり起きないけど、海外だと日本人がそういう事件に巻き込まれるニュースはたまに見るんだよな。

「僕は生まれたときから日本国籍を持っている日本人で、これからも日本人として生きていくことになるだろう。

日本人としての愛着があるから、それを捨てることは容易にはできない。

邦人はどの国の人でも使うことができる言葉

邦人と日本人という言葉は、明らかな違いがあります。

日本人というのは、日本国籍を持っている人だけに使うことができる言葉です。

しかし、邦人は自国民という意味なので、どの国の人も自国民に対しては邦人と使うことができます。

自国民に対してしか使えないとはいえ、全ての国の人たちが邦人と呼ばれる可能性を持っているということなのです。

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