高飛びは「高く飛び上がること、遠くの場所に逃げること」。
どちらの意味でも使いますが、前者の意味においては、ほぼスポーツの場面に限られます。
後者に関しては、一部の人たちが使う言葉になるでしょう。
夜逃げは「夜中にこっそりと引っ越しをすること」。
逃げるという言い方もできますが、誰にも知られないように、別の場所に引っ越すという意味で使われます。
「高飛び」の意味
高飛びとは、高く飛び上がること、遠くの場所に逃げることです。
前者の意味はあまり有名ではなく、後者の意味で使われることが非常に多いです。
すぐにでも逃げないといけない事情を抱えている人が遠くに逃げるケースで使っていきますが、犯罪者とか、そういうケースでよく使われるはずです。
国内のみならず、海外が対象になることもよくあります。
「夜逃げ」の意味
夜逃げとは、夜中にこっそりと引っ越しをすることです。
あくまでも夜中の時間帯に、みんなが寝ている時間帯に引っ越さないといけないので、そこは大きなポイントになるでしょう。
でも、夜逃げという言葉はかなり有名です。
多くが知っているものであり、実際に経験はなくても、聞いたことがあるという人が大半になるでしょう。
「高飛び」と「夜逃げ」の用法や用例
「資金がそれなりにある犯罪者の場合には、高飛びをして行方をくらますことがよくある。
海外に逃げて、できるだけ捕まらないようにするわけだが、いつまで長続きするかという感じだろうね。」
「借金取りから逃げている一家の場合には、いずれ夜逃げをする可能性がある。
そういったことをされる前に借金を回収したいと業者は考えるだろうな。」
高飛びと夜逃げはちょっと意味が違う
高飛びと夜逃げはともに逃げることを意味しています。
しかもできるだけ見つからないような場所に逃げるケースで使っていくのです。
ただ、夜逃げは夜中に行うものであり、そこは特徴的と言えます。
でも、高飛びはそういった条件はないので、そこは両者を見分けるためのポイントになるでしょう。
どちらもたまに見聞きする表現です。