「力士」と「関取」の違い・意味と使い方・使い分け

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「力士」は「番付に関係なくすべての相撲取りの事」を指します。

それに対して「関取」は「番付が十両以上の相撲取りの事」を指します。

これは、日本相撲協会に所属している相撲取りだけに呼ばれる呼び名です。

「関取」は、しこ名の後に「関」をつけて呼ばれます。

横綱や大関などをはじめ、十両以上の力士には「関」がつけられているのがわかると思います。

「力士」の意味は

「力士」は日本相撲協会に所属している、相撲を職業としている相撲取りの事を言います。

番付に関係なく、力士と呼ばれるので、番付が横綱から序の口の一番下の人まですべて力士と呼びます。

相撲をしていても、アマチュアや大学相撲などの選手は力士とは呼びません。

あくまでも協会に属しているプロの相撲取りだけに限定されます。

「関取」の意味は

「関取」は、番付が十両以上の力士の事を指します。

横綱・大関・小結の三役はもちろんのこと、前頭や十両の力士の事も「関取」と呼びます。

テレビで力士がインタビューなどを受けているのを見ると、十両以上の力士には必ずしこ名の後に「関」をつけて呼ばれているのがわかります。

幕下以下の力士には「関」をつけずに「さん」で呼びます。

「力士」と「関取」の違いの用法

「力士」は日本相撲協会に所属していれば相撲を取る人全員が「力士」となります。

相撲取りやお相撲さんなどと親しみやすく呼ばれることもありますが、その人たちを総称して「力士」と呼びます。

それに対して「関取」は、階級を表す番付が、十両以上の力士のことを言います。

ですので、一人前になった事を指す呼び名になり、幕下以下の力士とは待遇なども異なります。

「力士」と「関取」の違いのまとめ

日本相撲協会に所属している相撲取りで、番付が十両以上の場合、「関取」と呼ばれます。

関取は一人前になった証拠なので、給料をもらえたり付け人がつくなど良い待遇を受けることができます。

しこ名の後に「関」をつけて呼ばれるのも「関取」だけです。

それに対して「力士」は、日本相撲協会に所属しているすべての相撲取りのことを指します。

番付に関係あるのが「関取」で、関係なく呼ばれるのが「力士」です。

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