厳選は「厳重な基準によって選ぶこと」。
非常に真剣に選ぶような場面で使います。
厳しく選ぶために、選ばれる側の数が少ないと言えるようなシーンで特に使われやすい表現になります。
精選は「細かい部分に注意して特にいいものを選ぶこと」。
いいものを選んでいくという部分は源泉にも共通していますが、細かい部分に注意をするという点はやや違いがあります。
「厳選」の意味
厳選とは、厳重な基準によって選ぶことです。
厳しい基準を設けて選ぶという意味になりますけど、基準が厳しい以上、結果的に選ばれるものや人間の数は非常に少ないと言えるでしょう。
厳選の場合には選ばれる対象はどうしても少なりやすいので、そこは知っておかないといけません。
いろいろな場面で使用されやすい表現と言えます。
「精選」の意味
精選とは、細かい部分に注意して特にいいものを選ぶことです。
意味としては厳格に近い部分はあるものの、精選の場合には選び方に注意をするという点が重要と言えます。
厳選との意味違いは微妙ですが、厳選と比べるとやや知名度は落ちます。
精選という言い方を使用するシーンはそこまで多くないでしょう。
見聞きづらい表現になるはずです。
「厳選」と「精選」の用法や用例
「今年は自社の採用人数は著しく抑えられている。
人件費をできるだけ増やしたくないのだろう。
そのため、どうしても厳選採用になってしまうが、人事としてもこれは大変な作業なんだよな。」
「私は本が好きだが、実際に購入するときには精選をしている。
つまり、何でもかんでも買っているわけではない。
自分なりにこだわりを持っている状況なわけだ。」
厳選と精選は選び方に気を付けること
厳選と精選に関してはともに何かを選ぶときに使っていきます。
何かを選ぶときに、気を付けて選ぶという意味で使うのです。
厳密に言えば、厳選は基準を厳しくする、精選は細かい部分に注意するという意味になりますけど。
ただ、おおまかに言えば両者は同じような意味と解釈できるので、区別しづらいと感じる可能性があるでしょう。