「そら恐ろしい」と「もの恐ろしい」の違い・意味と使い方・由来や例文

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そら恐ろしいは「思いがけないことが起こりそうな、将来における不安のこと」。

漠然とした不安ではありますが、将来的に発生する可能性があるものに対して使っていきます。

もの恐ろしいは「なんとなく恐ろしい感じがする状況のこと」。

そら恐ろしいと同様に、漠然とした不安を表していますが、こちらは将来的といった限定はありません。

「そら恐ろしい」の意味

そら恐ろしいとは、思いがけないことが起こりそうな、将来における不安のことです。

何らかの出来事が起こるという確信があるわけではないものの、そんな気がするという漠然とした予感が頭の中にあるときに使われる言葉になります。

だから、自分の予感さえればよくて、明確な根拠は必要ありません。

いろいろなシーンで使える表現と言えるでしょう。

「もの恐ろしい」の意味

もの恐ろしいとは、なんとなく恐ろしい感じがする状況のことです。

漠然と嫌な予感がするとか、恐ろしいことが起こりそうといった感じがするときに使っていきます。

意味はそら恐ろしいとそんなに変わりません。

多くの場面で使うことができる言葉ではありますけど、言葉自体の知名度はそんなに高くないので、馴染みは感じづらいと言えるかもしれないです。

「そら恐ろしい」と「もの恐ろしい」の用法や用例

「それなりに大きな地震が何度か頻繁に起きると、災害が身近にあることを実感する。

そのような状況だと、精神的にそら恐ろしい感じがしてくるんだよな。」

「上司に呼び出されたんだが、なんとなくもの恐ろしい気がしてくるんだよな。

何か怒られるようなことはしたかなと思えてくる。

身に覚えがないとしても、絶対にいい話じゃないと思うんだよ。」

そら恐ろしいともの恐ろしいは意味はほぼ同じ

そら恐ろしいともの恐ろしいに関しては、意味は特に変わりません。

これらの言葉はこれからのことに関して、何らかの不安を感じているときに使っていきます。

特に根拠がなくても、なんとなく恐ろしいという気持ちがあるときに使用することが多いです。

漠然とした恐怖でいいので、いろいろなシーンで使っていくことができます。

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