「名論」と「正論」の違い・意味と使い方・由来や例文

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名論は「優れた論のこと」。

割とそのままの意味と言える言葉ですが、実際に名論であると評価するのは周りの人間であると言えるでしょう。

正論は「道理の正しい論のこと」。

一般的には、多くの人たちから正しい論と思われるシーンで使われますが、必ずしも論じゃないケースでも使われます。

単に共感できる感想や意見に対しても正論と言われる傾向があるのです。

「名論」の意味

名論とは、優れた論のことです。

優れていると判断するのは、基本的には自分ではなく、周りの人たちになります。

でも、実際にそういう評価をすることはあるでしょうから、名論という言葉を使用する機会はそれなりにたくさん存在していると思われます。

でも、言葉の知名度があまり高くないので、こういう表現が自然と出てくる人はほとんどいないはずです。

「正論」の意味

正論とは、道理の正しい論のことです。

道理が正しいという意味になりますが、それはどうしても主観にならざるを得ません。

したがって、そもそも論になっていないものに対しても正論と言われることがあります。

特定の人たちにとって共感できることを言っている際には、それ自体が論とは言えなくても、正論と言われてしまうこともあるということです。

「名論」と「正論」の用法や用例

「それはさすがに名論だな。

恐らくお前以外は誰も思いつかない、考えられないものだと思う。

ただ、全員がそれを聞いて納得するかと言えば、微妙かもしれないけどな。」

「世の中には正論ハラスメントという言葉が存在している。

正論を言うことで、言い返せなくなった相手が使うことがある用語だ。

正論も人を傷つけるということを言いたいのだろうな。」

名論と正論は望ましい論という意味

名論と正論はどちらも本来は望ましい論という意味で使っていく言葉になります。

ただ、両者ともにそう判断するときには主観的な部分がどうしても関係してくるのです。

そして、正論については必ずしも論とは言えないものに対しても使われることがあります。

したがって、そのような部分は現実的な傾向として理解しておきましょう。

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