「計る」と「測る」と「量る」の違い・意味と使い方・使い分け

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計るは「あることを数字や時間で表すこと」。

「計算」「時計」と言い換えると分かりやすい。

測るは「長さや大きさ、高さを数値に表すこと」。

「測定」「観測」と言い換えると分かりやすい。

量るは「重さや容積を数値で表すこと」。

「重量」「質量」と言い換えると分かりやすい。

それぞれ「はかる」ものが異なりますが、ほとんどの場合数値で表すことになります。

「計る」は時間や物事を数字化すること、または人を騙すことです

「計る」は時刻や時間を数値化して認識する「時間を計る」、物事を数値化する「合計額を知る」」「計算式で表す」「体温を計る」「体重を計る」「雨量を計る」「握力計」「温度計」「圧力計」「電流計」、人を騙す場合には「悪計を考える」「計略」「それは奇計と呼ばれた」「偽計を巡らす」、良い意味の「一計を案じる」「計画を立てる」などの言葉で使われます。

「測る」は長さ、大きさ、高さを数値で表すことです

「測る」は長さ・大きさ・高さ・深さなどを数値で見る場合「測量して距離を正確に測った」「観測では気温や風力、雨量などを測ります」「観測気球で上空の風速を測った」と使い、他には「相手の出方を知るために観測記事が書かれた」「政府は短期経済観測を発表した」「地球観測衛星が打ち上げられた」など状態や様子を知ることにも使われます。

「量る」は重さや容量を数値化することです

「量る」は物の重量や内容量を数値化して表すことです。

「重量」「雨量」「数量」「音量」「運動量」「肺活量」「計量器」「計量カップ」「軽量」「微量」「放射能線量」「全量」「質量」「度量衡」「漁獲量」などの言葉があり、他の用法では「感慨無量だ」「量感がある」「推し量る」などがあり感情や感覚の程度を表します。

「はかる」は物事を数値化することなどです

「計る」は数値化する場合「時間を計るために時計を使う」、人を騙す場合「人を計り窮地に落とす」「敵の計略に敗北した」などと使い、「測る」は数値化では「売買には土地を測量で正確に測る必要があります」、概略を知るには「景気動向を計る目安として経済観測がなされた」「温暖化の進行度合いを測る地球観測衛星が作られた」と使われ、「量る」は数値化する場合「雨量計は雨がどれほど降ったかを量るものです」感情の程度では「感慨は量り知れない程だ」などと使われます。

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