「衰弱」と「衰微」の違い・意味と使い方・由来や例文

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衰弱は「何らかの部分が衰えて、弱ってしまうこと」。

たいていは生き物に対して使っていきます。

病気になったりして、身体が弱ったりしている状況において使われることが多いです。

衰微は「衰えたうえで、勢いが弱ってくること」。

衰弱と似ている意味と言えますが、こちらはあくまでも勢いが弱ってきたケースで使っていく言葉になります。

「衰弱」の意味

衰弱とは、何らかの部分が衰えて、弱ってしまうことです。

基本的には衰えると弱るという意味で使っていく言葉になるので、そこがポイントであると言えるでしょう。

衰弱に関しては、生き物に対して使うことが多いです。

身体の調子が悪いとか、そういうケースが顕著だと思われます。

かなり有名な表現なので、知らない人はほぼいないはずです。

「衰微」の意味

衰微とは、衰えたうえで、勢いが弱ってくることです。

意味としては衰弱に近いです。

だから、意味において区別をすることは基本的に不可能でしょう。

でも、衰微という言い方は通常は使いません。

知名度が低いので、知っている人は少ないはずです。

そこに関して頭に入れておく必要があります。

衰弱と比べると見聞きしづらい表現と言えます。

「衰弱」と「衰微」の用法や用例

「魚というのは水の中にいれば問題ないものの、そういった場所以外にずっといると、徐々に衰弱していく。

えら呼吸に関しては、基本的には陸上では支障が出る仕組みになっているんだ。」

「スポーツ選手というのは、一定の年齢を超えるとどうしても衰微の状況を迎えてしまう。

これはどういった選手でも同じであり、常に全盛期を維持できる人なんて存在しないと言える。」

衰弱と衰微は使用頻度が異なる

衰弱と衰微については意味はほぼ同じです。

どちらも衰えて弱っていくという意味になるので、両者は意味において区別することはできないでしょう。

しかし、両者は知名度に差があり、どうしても衰弱の方が有名と言えます。

そのため、衰弱はそれなりに使われますが、衰微はあまり使われないと思われるので、使用頻度に違いがあると言えるはずです。

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