至言は「事物の本質を適切に言い当てている言葉のこと」。
正論に近い言葉と言えるでしょう。
物事の本質を見極めることができる人から出た言葉に対して使うのです。
金言は「金のように価値の高い言葉のこと」。
タメになったと言える、人生において役立つと言える言葉を指します。
意味としては至言とは異なっているので、区別はできると思われます。
「至言」の意味
至言とは、事物の本質を適切に言い当てている言葉のことです。
本質をそのまま表しているような表現になるので、正論といった言葉で置き換えることができます。
でも、至言という言い方はあまり使われません。
どうしてもマイナーな言い方になるので、日常生活ではほぼ見聞きしないと思われるため、馴染みは感じづらい表現になってしまいます。
「金言」の意味
金言とは、金のように価値の高い言葉のことです。
金ではないものの、金を手にした状況と同じような感覚になるほどに役に立つ言葉、存在という意味で使われるのが金言です。
そのように感じられるシーンは現実的に多くないため、金言という言葉の使用頻度は高くはないでしょう。
でも、金言という言葉を知っている人は多くいるはずです。
「至言」と「金言」の用法や用例
「あの人の言うことは毎回信用できる。
というのも、あの人は至言しか言わないような人だから。
本質的な部分をきちんと見極めることに非常に長けているんだよ。」
「世の中にはたまに金言のような言葉をいう人がいる。
そういう人に出会うことは滅多にないが、たまに出会ったときには本当にお金を払ってもいいと思えてくるんだ。」
至言と金言は微妙に意味が違う
至言と金言は同じような意味に見えるかもしれませんが、全く同じではありません。
至言は物事の本質を言い当てているような、見事な言葉を意味していますが、金言はお金のように価値のある言葉という意味になります。
どちらも多くの人たちにとって素晴らしいと感じられる言葉になるでしょうけど、意味は若干違っているのです。