馴れるは「動物などが警戒心を持たなくなる状態のこと」。
「無警戒」と言い換えると分かりやすい。
慣れるは「状態が変化しても変化が当たり前になる状態のこと」。
「当たり前」と言い換えると分かりやすい。
「馴れる」は警戒心が解けて親しくなる夜臼のことです。
動物に良く使いますが、人にも使うことがあります。
「慣れる」は慣性の法則です。
「馴れる」は無警戒のこと
「馴れる」は警戒心がなくなり親しくなることです。
なじむということにもなります。
「ペットの犬はようやく家人に馴れてきたようだ」「そんなに馴れ馴れしくするな」「馴れ親しんだ友ともお別れだ」「馬などを馴らすのは大変だ」「散歩している犬は良く飼い主に馴れている」「犬が飼い主の言うことを聞かないのは馴れていない証拠だ」などと使います。
「慣れる」は当たり前になること
「慣れる」は状況が変化してもその変化に合わせることです。
「初夏は夏の暑さに慣れていないため、とても体がきつい」「なんでも慣れだよ」「慣れてきたら、程度をもう一段階上げてみよう」「仕事に慣れたと思ったら辞めてしまった」「習うより慣れということわざがある」「練習したので競走馬は発送ゲートに慣れた様子だ」などと使います。
「馴れる」と「慣れる」は同音異義語
「馴れる」と「慣れる」は同音異義語ですが、意味も似たものがあります。
従って、間違えやすい言葉となるのです。
「馴れる」は動物などに使いますが、たまに人にも使うことがあります。
「馴れ合い」と言う言葉は悪い意味で、利害関係者同士が親しくなり不正を行うことです。
「慣れる」は「慣性の法則」のようなことが起きることです。
「馴れる」と「慣れる」とは
「馴れる」は警戒心が溶けて親しくなることです。
動物に良く使いますが、人にも使われます。
「ペットが飼い主に馴れている」「馬を馴らす」「馴れ馴れしい態度」「馴れ合いだ」。
「慣れる」はそのことになじむことです。
「仕事に慣れる」「厳しい職場にもようやく慣れてきた」「暑さにも体が慣れてきた」「慣性の法則」「習うより慣れ」などと使います。