「格差」と「較差」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

格差は「同じようなものの中における優劣を含んだ差のこと」。

どっちが上で、どっちが下と判断しやすい差に対して使っていく表現になるでしょう。

較差は「2つ以上のものを数量的に比較したときの最大と最小との差のこと」。

複数のものを比較したときに、全体の差がどれくらいあるかという場面で使う言葉になってくるのです。

「格差」の意味

格差とは、同じようなものの中における優劣を含んだ差のことです。

ジャンル的には同じと評価できるものに関して、明らかに優劣と言えるような違いが見られるケースで使っていきます。

一般的には金銭的な部分で使用されやすい言葉であり、それ以外のジャンルで使われるケースはそこまで多くありません。

かなり有名な表現になります。

「較差」の意味

較差とは、2つ以上のものを数量的に比較したときの最大と最小との差のことです。

複数のものにおける1番上と下を比較しているような状況と言えるでしょう。

したがって、全体の中での差が明確に分かりやすいはずです。

でも、格差と比べると知名度はかなり落ちると評価できます。

だから、馴染みは感じづらい表現になるでしょう。

「格差」と「較差」の用法や用例

「日本は格差社会だ。

それはいろいろな場面で見受けられるが、特に貧富の差、金銭面においてはそれは顕著だろう。

一億総中流なんて言葉は今はほとんど通用しない状況だよ。」

「今回の試験の平均点はそこそこだけど、較差に注目すると相当な差があることが分かる。

1番下は0点がいるが、上を見ると100点もいるわけだからな。」

格差と較差はちょっと意味が違う

格差と較差は似ている表現ではあるものの、全く同じではありません。

格差は特定の部分に注目したときの優劣を含んだ差になります。

しかし、較差は複数の数量を比較したときの1番上と下の差になるので、両者は異なった面を見ることができるでしょう。

そこに関しては一応のの違いになるはずですから、頭に入れておく必要があります。

最新の記事はこちらから