「結束」と「しばり」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

結束は「主義などが同じものが連帯を強めること」。

「連帯」と言い換えると分かりやすい。

しばりは「同じ仲間に裏切りをしないように意志統一をすること」。

「意志統一」と言い換えると分かりやすい。

「結束」は二つのものを固く結びつけることで、そこから、主義や志を同じくする者同士の連帯感を強めることを言います。

「しばり」は連帯感のある集団が主義主張に沿った言動を行うように意志の統一をしておくことです。

「結束」は結ぶこと

「結束」は「束を結ぶ」と書き、離れないようにすることを意味します。

「結束強化」「結束バンド」「結束紐」「結束ベルト」「結束工具」「結束機」などの言葉があります。

転じて「団結をすること」を言います。

国は主義を同じくする者同士、軍事同盟や経済同盟を結び結束を強化している」「重大事の前には人は結束を図るものだ」などと使います。

「しばり」は集団の意志を強制すること

「しばり」は政党などの集団において、例えば、投票前に党の考え通りに投票するように強制的に規制を行うことを言います。

また、国家規模ではプロカバンダにより国民に「しばり」を駆けることはいつの世でも行われることです。

特に戦争行為の正当化という「しばり」をして、反対するものは国家の裏切りものとすることです。

「結束」するために行う「しばり」

「しばり」は個人の自由な意志に集団が規制をする行為です。

それは集団の「結束」を強化する目的で行われるものです。

集団の「結束」のために「しばり」をかけるのです。

「しばり」をかけたのにそれに違反する行為は裏切りや抜け駆けなどとされ処罰されることもあります。

政治では政党や国家の権力側などの考えに即した言動が求められますが、これも一種の「しばり」なのです。

「結束」と「しばり」とは

「結束」は本来紐やバンドでものをまとめることを言いますが、転じて、集団の連帯を強めることを言います。

「結束を強める」「結束のために縛りをかける」などと使います。

「しばり」は集団が構成員に集団の意志を守るように規制をすることです。

「縛り」と書きますから「結束」と原義は同じことなのです。

「独裁者はプロカバンダにより国民に縛りをかけている」と使います。

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