「旧制」と「遺制」の違い・意味と使い方・由来や例文

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旧制は「古い制度のこと、昔の学校制度のこと」。

一般的には古い制度という意味で使っていきますけど、昔の学校を指すときに旧制という表現を使用することがあります。

遺制は「今も残ったままである古い制度のこと」。

昔から存在し続けている古い制度という意味なので、伝統的なものであるという評価も一応できるでしょう。

「旧制」の意味

旧制とは、古い制度のこと、昔の学校制度のことです。

単に古い制度を表すときにも使用されますけど、以前に存在した学校制度を示す時にも使われます。

旧制学校といった表現を使用することがあるのです。

でも、そういう場面は一部であり、旧制については昔の制度を意味する場面で使うことが割と多いので、そこは覚えておくといいです。

「遺制」の意味

遺制とは、今も残ったままである古い制度のことです。

旧制と同様にこちらも古い制度という意味で使っていきますけど、遺制に関してはそれが今も残っているという前提が必要です。

つまり、作られたのが古いだけであり、現在進行形で存在している点が重要になります。

だから、旧制との違いについては見分けることがしやすいはずです。

「旧制」と「遺制」の用法や用例

「旧制においては、今では考えられない状況が存在していた。

でも、昔の制度ではそれが当たり前だったとも言えるのだろう。

時代が変わるものだよなと思えてくる。」

「今でも残っている遺制の中には、はっきり言って廃止した方がいいと思えるものが多々ある。

そういったものはむしろ今の時代には害になっている気さえするんだよな。」

旧制と遺制は意味はやや似ている

旧制と遺制についてはともに古い制度という意味です。

そのため、意味はかなり似ている状況と言えるでしょう。

しかし、遺制についてはその制度が今も残っているという前提で使います。

つまり、昔から今にかけて長い時間存在し続けていると評価できるわけです。

旧制の場合にはすでに廃止されたものも含まれるので、ここは大きな違いになります。

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