「萎縮」と「畏縮」の違い・意味と使い方・由来や例文

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萎縮は「衰えしなびて縮むこと、元気がなくなってしまうこと」。

前者の意味で使用することはほとんどなく、どちらかと言うと後者の意味で使っていく言葉になるでしょう。

畏縮は「恐れることで縮こまること」。

萎縮と意味はやや似ていますけど、恐れるという部分が原因になっているので、そこは知っておかないといけません。

「萎縮」の意味

萎縮とは、衰えしなびて縮むこと、元気がなくなってしまうことです。

しなびて縮むという意味ではあまり使われず、基本的には元気がなくなる、勢いが感じられなくなるといった意味になるでしょう。

誰かに圧倒されたり、威圧されたりして、自身の本来の元気を見せられなくなる、力が出なくなるなどの状況で使っていくことになります。

「畏縮」の意味

畏縮とは、恐れることで縮こまることです。

結局のところ、元気がなくなるような状況となるので、萎縮と意味はそんなに変わりません。

ただ、畏縮の場合には何らかの恐怖がきっかけになっているので、そこは特徴として覚えておきましょう。

しかし、その恐怖も誰かに威圧された結果という可能性もあり、そういう場合には萎縮とほぼ同じと評価できます。

「萎縮」と「畏縮」の用法や用例

「あれだけ盛大に怒られたら、どうしても萎縮してしまう。

あれ以降、上司に対しては常にぺこぺこするだけで、言いたいことが何も言えなくなってしまった状況だよ。」

「強大な支配者のような人間を目の前にしたら、どうしても畏縮してしまうよな。

だって、絶対に恐怖の気持ちが勝ってしまうから、これはどうしようもないと思うんだよ。」

萎縮と畏縮は状況としてはほぼ同じ

萎縮と畏縮はどちらも元気がなくなってしまう状況に対して使っていきます。

したがって、光景自体は非常に似たようなものとなっているので、そこは知っておくといいです。

でも、畏縮については恐怖が原因であるとされており、そこは限定されていますから、ポイントになってくるでしょう。

特に覚えておかないといけない部分と評価できます。

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