「あてがう」と「割り振る」の違い・意味と使い方・由来や例文

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あてがうは「相手に何かをあげる際に、適当に見計らって与えること」。

基本的にはこういう意味で使いますが、あくまでも立場が対等以下の人間に対して使っていきます。

割り振るは「複数の相手に対して全体を分けていくこと」。

何らかのものを複数人に与えていくので、あてがうに似ていますが、立場は関係ないのでそこは重要です。

「あてがう」の意味

あてがうとは、相手に何かをあげる際に、適当に見計らって与えることです。

とりあえず何かしらのお返しとかをしないといけないと思ったときに、適当に渡すような場面が顕著です。

ややマイナスイメージがある言葉であり、あてがうという表現を自ら使うことはあまり多くありません。

でも、傍から見たらそういう行為をしている人を見つけることは普通にあるでしょう。

「割り振る」の意味

割り振るとは、複数の相手に対して全体を分けていくことです。

全体を分けていくので、割と均等になるようにするケースが多いでしょう。

また、立場などに関係なく広く使うことができます。

あてがうという表現と比べると、割と一般的に使えるものなので、いろいろな場面で使用する可能性があると言えるのではないかと思われます。

「あてがう」と「割り振る」の用法や用例

「とりあえずお礼をしておくべきだから、何かしらのものをあてがうのは当然だろう。

しかし、もう少しマシなものを送った方がよかったんじゃないかと思うけどね。」

「お土産を買ってきたから、これを全員に対して割り振っていきたい。

各自好きなものを1つずつ持って行ってくれ。

味が違うから、そこも考慮しながら選ぶといい。」

あてがうと割り振るはやや状況が異なる

あてがうと割り振るに関しては、誰かに対して何かを渡す、あげるという意味で使われることが多いですけど、状況にやや違いがあります。

あてがうは何かを適当に選んで渡すという意味であり、たいていは特定の1人に対して行われます。

しかし、割り振るは何かを均等に分けるようなケースで使うので、複数人に対して行っていくのです。

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