「四分五裂」と「四散五裂」の違い・意味と使い方・由来や例文

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四分五裂は「特定のものが秩序なく乱れ、そして分かれること」。

そういった光景はそうはあるものではないですけど、全く見られないとは言えません。

何かが散乱しているような状況で使います。

四散五裂は「ちりぢりばらばらに分かれること、調和が乱れて崩れること」。

こういった意味で使っていきます。

やはり秩序などが崩れる、ばらばらになるといった意味で使用するので、四分五裂と同じような意味です。

「四分五裂」の意味

四分五裂とは、特定のものが秩序なく乱れ、そして分かれることです。

秩序なく乱れるということで、要するにばらばらの状態になるということです。

いろいろな方向に散っている状況と言えるはずです。

したがって、日常生活の中ではそんなに目にする光景ではないでしょう。

でも、全く使用する機会がないとも言えないので、しっかりと意味は理解しておいた方がいいです。

「四散五裂」の意味

四散五裂とは、ちりぢりばらばらに分かれること、調和が乱れて崩れることです。

四分五裂に意味は割と近い状況ですけど、調和が乱れるという意味もあります。

したがって、完全に同じと言える状況ではないでしょう。

でも、同じような意味として使っていくことも可能という意味では、違いはあまりないとも評価できますが。

表現自体も似ているので、区別はしづらいでしょう。

「四分五裂」と「四散五裂」の用法や用例

「行列ができていたんだけど、開店と同時にいろいろな人たちが入り口に殺到してしまって、完全に四分五裂の状態になっていた。

あれは非常に危ないと思ったんだよな。」

「どうしても仲が良くない人たちが集まると、四散五裂の状態になりやすいよな。

集団の調和を保つのが難しいから、結果的にばらばらになりやすいと言えるんだ。」

四分五裂と四散五裂は同じような光景に対して使う

四分五裂と四散五裂はともにばらばらになっているシーンで使っていきますけど、秩序が保たれていないような、そういった雰囲気に見える場面で使っていきます。

したがって、それぞれはほぼ同じ意味と評価できますが、こういった表現を使うシーンはそこまで多くはないでしょう。

言葉自体もそんなに有名とは言えない状況ですから。

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