「清々しい」と「清々した」の違い・意味と使い方・使い分け

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「清々しい」は感動的な風景やそれを見た時の気分、感嘆するような出来事が起こった際や、物事がスムーズに進んだ時に使います。

一方「清々した」は厄介ごとが片付いた後、
解放感・解放感を味わっているような時によく使われます。

悪い方面だと「嫌いな隣人/同僚が、引っ越し/部署移動になって清々した」という使い方をされます。

「清々しい」の意味。

どこまでも広がる緑豊かな田園や青々と生い茂った草木に覆われた山、
飛沫舞散る清廉な白い滝などを見た時に抱く「胸がスカッとするような爽やかな気持ち」や「さっぱりした気持ち」
他には竹を割ったように豪快で思い切りがよい人を褒めたたえる時や、物事がスムーズに進行した際などのことを俗に「清々しい」と言い表します。

「清々した」の意味。

「清々した」はずっと頭を悩ませていた難題が解決した時や、
学生ならば気がかりだった三者面談が終わった後などの、
息苦しい空気から解放された瞬間やわだかまりが解消されたり、胸のつっかえが取れた「晴れ晴れとした爽やかな気持ち」を表します。

「清々しい」とは違って主に感情や表情などを形容する方面で使用されることが多いです。

「清々しい」と「清々した」の用法や用例。

・「清々しい」
「カラオケで思う存分歌ってストレス解消してきた!今とっても清々しい気分!」
「河原を自転車で走っていると、清々しい草の香りが漂ってくる」
・「清々した」
「連日の雨で心が滅入っていたけど、今朝ようやく雨が上がって清々した気分だ」
「三日間続いたテストが今日やっと終わって、清々した気持ちに包まれている」

よく似た言葉・間違えやすい言葉。

私達が常日ごろから、当たり前のように口にしてる言葉。

大体の人はニュースやバラエティー番組、街中の広告や雑誌、SNSなどで使われる言葉を、
なんの違和感もなく見たり聞いたりたり話しているはずです。

でも時折ふとした拍子に「あれ?この言葉とこの言葉って似てるけど違うものなの?」
「あれとこれってそっくりだけど、全然関係ないの?」と疑問に思う時がありますよね?

例えば「早いと速い」や「聞くと聴く」
これらはちょっと漢字が違うだけかと思いきや、その実全然意味が異なる言葉たちです。

他には「形状が似通っているけど、よくよく調べてみたら全くの別物だった!」というものの代表に
「そうめんとひやむぎ」や「ピーマンとパプリカ」などがありますよね。

探せば枚挙にいとまがありません。

今回紹介させていただいた「清々しい」と「清々した」も、そのうちのひとつです。

沢山の言葉を覚えて、日々の暮らしを豊かにしていきましょう。

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