「クラリネット」と「カスタネット」・意味と使い方・使い分け

B!

クラリネットは木管楽器で黒い縦笛。

とても美しい音や鋭い音を出す。

カスタネットは打楽器で手で叩いて使う。

カチカチと愉快な音がなる。

どちらも同じ楽器ではあるが、見た目も音も役割も何もかもが違う。

多くの人が知っているもので例えるなら、クラリネットはリコーダーのような形、カスタネットは赤と白の丸くて小さなもの。

クラリネット

木管楽器でシングルリードと呼ばれる葦を乾燥させたものをマウスピースに取り付け振動させて演奏する。

一般的に知られているクラリネットはB♭クラリネットといい、柔らかく美しい音が特徴である。

音域は木管楽器の中では一番広く、様々なジャンルの音楽にも対応できる。

また、このB♭クラリネットを一回り小さくしたE♭クラリネットや大きくしたバスクラリネットなども存在する。

カスタネット

カスタネットは木製の打楽器で、鋭くて心地よい響きのする楽器である。

よく小学校などにある赤と青の二色でできている可愛らしい楽器は、実はカスタネットではなく「ミハルス」という楽器である。

本来のカスタネットはスペインでうまれ、スペインの民族舞踏「フラメンコ」などで使われている。

現在ではクラシック音楽などでも使われている。

クラリネットとカスタネットの楽譜の違い

クラリネットもカスタネットもどちらも楽器であるという点は同じであるが、それぞれの楽譜は全く異なるのである。

まずクラリネットは、指を使って音を変えるため、「ド」や「レ」など一音一音細かく音符が並んでいる。

しかしカスタネットは音を変えることができないので、楽譜にはリズムだけが表記されており、♪や~などの音符はすべて同じ音の高さで表記されている。

クラリネットとカスタネットって全く別物なの?

今までクラリネットとカスタネット違いについて書いてきたが、一つだけ共通する部分がある。

それは先程も記載したが、楽器であるということだ。

この二つの楽器は音色や役割、ましてや演奏の方法まで何もかも違う。

しかし、このような違う特性を持った楽器が合わさることで新しい音楽の可能性というのがうまれるのではないかと思う。

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