「怪しい」と「疑わしい」と「訝しい」と「いかがわしい」の違い・意味と使い方・使い分け

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~怪しいは「理解できないものに対して抱く疑念のこと」。

「疑念」「奇々怪々」と言い換えると分かりやすい。

疑わしいは「不確かな物事に抱く疑問のこと」。

「疑問」「不審」と言い換えると分かりやすい。

訝しいは「何かあるのではないかと疑念をいだくこと」。

「不明朗」「胡散臭い」と言い換えると分かりやすい。

いかがわしいは「性的に不道徳のことがあること」。

「猥褻」「嫌らしい」と言い換えると分かりやすい。

「怪しい」は正体不明なもののこと

「怪しい」の「怪」は「驚き」「不可思議」「不可解」の意味があります。
脅威の念を抱くもの、理解不能なもの、説明できないものを言います。

例えば「怪奇現象」、「怪物」、「怪人」、「何か分からないが怪しい雰囲気がある」、「雲行きが怪しいのでどうやら雨が降りそうだ」、「怪しい人は警察に通報しましょう」などと使います。

「疑わしい」は疑問に感じること全般に使われます。

「疑わしい」は不確かなものがある場合や、真実なのか分からない場合に起きる感情です。

「そのことでは多くの疑問があります」、「疑わしきは罰せず」、「疑わしい行動は慎むべきです」、「疑義がある」、「容疑者が逮捕された」、「嫌疑を受けた」、「疑心暗鬼になる」、「疑念をもった」、「疑惑の人」、「質疑応答を受け付けます」などに「疑わしい」は使われています。

「訝しい」は原因や事情が良く分からない場合になぜだろうと疑問に感じること

「訝しい」は「なぜだろう」という感情を含んでいます「訝しげに思う」「事情は分からないが何か訝しい事件だ」「あの人のすることは何か訝しいことに感じます」など疑問に感じることの裏に事情や原因が不明なことがあります。
「胡散臭い」ことをし、疑わしいことが有るとその人を「訝しく思う」のです。

また、予想通りに行かない場合も使います。

「いかがわしい」は嫌らしい言動に対する批判的な感情

「いかがわしい」は例えば性的な嫌らしい言動をした時に感じる批判的な言葉です。
良識に照らして批判をし、反道徳的だと見做せば「いかがわしい」となります。

不明朗会計や猥褻行為、嫌らしい行為、エッチ、セクハラ行為なとをすれば「いかがわしい」人ことです。

「いかがわしい」人となれば品格が著しく下がることになります。

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