天敵は「ある生物にとって、寄生者や捕食者となる他の生物のこと」。
要するに、本来は自分の命を脅かす可能性が高い存在に対して使っていく言葉です。
大敵は「強くて恐ろしい敵のこと、手ごわい敵のこと」。
天敵と比べるとやや漠然とした意味ではありますけど、全体的に天敵の意味にかなり近いのではないかと思われる状況です。
「天敵」の意味
天敵とは、ある生物にとって、寄生者や捕食者となる他の生物のことです。
したがって、特定の生物から見たときに自分たちの脅威と言える存在が天敵です。
人間にとっての天敵はあまり存在しないと言える状況ですが、寄生されることはたまにあるので、全くいないとは言えません。
たいていは自然界にいる動植物に対して使われます。
「大敵」の意味
大敵とは、強くて恐ろしい敵のこと、手ごわい敵のことです。
単純に強い敵、敵わないと思われる相手という意味で使っていく言葉です。
天敵の意味と被る面もありますけど、大敵の方が意味が漠然としているので、いろいろな機会で使用することが可能と言えるはずです。
大敵の場合には油断大敵という言葉がかなりメジャーと言えます。
「天敵」と「大敵」の用法や用例
「野生の動物は他の動物などを食べることをしながら生きているが、同時に別の胴部に食べられる可能性もある。
そういう存在を天敵と表現していくわけだね。」
「今回の対戦相手はかなりの大敵だ。
俺らが勝てる相手ではない。
でも、いい経験になるはずだから、真剣に挑んでいく必要がある。
負けても得るものはあるに違いないし。」
天敵と大敵は使用できるシーンの範囲に違いがある
天敵と大敵に関しては特定の存在にとって非常に強いと感じる敵、脅威と言える敵を表しています。
したがって、両者は非常に似た意味を持っていると言えるのです。
しかし、天敵は使用できるシーンが限られており、大敵はそういった部分はあまりないので、範囲の部分で違いがあります。
大敵の方がより幅広く使うことができるのです。