「ほのめかし」と「暗示」の違い・意味と使い方・由来や例文

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ほのめかしは「ある事実の極一部を話すこと」「部分的事実」と言い換えると分かりやすい。

暗示は「ある事実を別の言い方や比喩で話すこと」。

「比喩」と言い換えると分かりやすい。

「ほのめかし」は例えば犯罪容疑者が犯行を否認していたところ取り調べが進むと、「犯行をほのめかす」ことがあります。

「暗示」は「あることをそれとなく示すこと」になります。

「ほのめかし」はわずかに気持ちを表すこと

「ほのめかし」は相手に気付いて貰いたいときに行なうものです。

「それとなく結婚をほのめかす」「容疑者は遂に犯行をほのめかした」と使います。

「ほのめかす」の「ほの」は「仄か・ほのか」「わずか」と言う意味で「めかす」は「それらしく見せる」ことです。

「少しだけ本当の気持ちを表す、思いを見せる」などの意味になります。

「暗示」は間接的なこと

「暗示」は「暗に示すこと」と言う意味になります。

直接ではなく間接的に比喩や別の言い方で伝えたいことを表すことです。

「回りくどく暗示めいた言い方は止めて、直接言ったらどうだ」「いつも暗示めいたことばかり言う人は信頼が出来ない」「誠実な人は暗示を掛けない」「暗示を掛けたつもりなのだが、少しも相手には伝わらなかった」などと使います。

「ほのめかし」は「暗示」の様なもの

「ほのめかす」ことは全部を言わないことですから、一部を以って全部を推量してもらいたいという「暗示」なのです。

一部でも直接的なことですが、他の部分を隠していることは間接的なのです。

「暗示」も間接的なことですから、共通性はあります。

「結婚を暗にほのめかした」「離婚をほのめかした」「真実を暗示した」などと使います。

「ほのめかし」と「暗示」とは

「ほのめかし」は本心の一部をぼんやりとした状態で吐露することです。

あたかも「暗示」を掛けたような状態なのです。

一部でも真実を直接言っているのですが、相手には「暗示」の様に受け取られます。

「暗示」は比喩や別の言い方をして間接的に本心を言うことです。

「暗示を掛ける」「暗示を解く」「暗示のようだ」などと使います。

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