「みかじめ料」と「ショバ代」の違い・意味と使い方・由来や例文

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みかじめ料は「伝統的に暴力団が風俗店に行ってきた資金源のこと」「ショバ代」と言い換えると分かりやすい。

ショバ代は「暴力団の資金源で営業認可代のこと」。

「場所代」と言い換えると分かりやすい。

現在は法律で禁止をされましたが、それまでは伝統的な暴力団の資金源になっていたものです。

いろいろな名目で自分の「縄張り」の範囲で金銭をせびるものでした。

「みかじめ料」は縄張り使用料

「みかじめ料」は伝統的に行われてきた暴力団や昔のやくざの縄張り使用料と言う性格のものです。

縄張りの中で風俗営業をする業者から、用心棒代、ショバ代、お品代などの名目で金を徴収していたものです。

何の根拠もないことですが、払わないと執拗な嫌がらせを繰り返して営業が出来ないようにされたのです。

「みかじめ」は毎月三日を締め日としたためと言う説があります。

「ショバ代」は「みかじめ料」の一つ

「ショバ代」は暴力団の資金源の一つでした。

新規開店の風俗店から自分の島と言う縄張りで営業するなら「ショバ代」と言う「場所使用料」のような性格の金銭をせびったのです。

身勝手な理屈で金銭を払わせるやり方は卑劣極まるものですが、従わざるを得なかったのです。

れっきとした恐喝なのですが、長い間取締まる法律が出来なかったことは不思議と言わざるを得ません。

やっと出来た「みかじめ料」の取締まり法律

平成に入りやっと暴力団取締まりの法律が整備され、「みかじめ料」も対象になりました。

しかし以前から、都道府県全部に暴力団排除の条例はあったのですが、機能十分にしていませんでした。

「みかじめ料」と言う名目では金銭の授受は行われないため、証拠がないのです。

しかし、この法律では恐喝が取締まれ、暴力団側のみならず、支払った店側にも罰則が適用されました。

「みかじめ料」と「ショバ代」とは

「みかじめ料」は「お品代・広告代」などの正規の取引を装い領収書に記入されるため、証拠が顕在化しませんでした。

実態は恐喝による金銭の強奪なのですが、店側も仕返しを恐れて明言をしてこなかったのです。

暴対法の施行で、今までの闇の世界が少しは明らかになりましたが、警察のきめ細かい取り締まりと一致団結と言う店側の姿勢が排除の決め手になります。

「ショバ代」も「みかじめ料」一つ、またはそのもののことです。

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