「括る・くくる」と「束ねる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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「括る・くくる」は、ばらばらの物を一つに束ねることです。

英語では「bind」「tie up」「fasten」で表されます。

「古新聞をひもでくくる」は「tie up old newspapers with string」です。

「束ねる」は、束にすることです。

英語では「bundle」「tie up in a bundle」で表されます。

「藁を束ねる」は「bind straw into sheaves」です。

「彼女は髪を後ろで束ねている」は「She has her hair tied at the back.」です。

「括る・くくる」意味

「括る・くくる」は、以下のような意味です。

①ばらばらの物を一つに束ねることです。

締めて結ぶことです。

縛り付けることです。

平家物語(4)に「泣く泣く石にくくり合はせ、敵の中を紛れ出でて、宇治川の深きところに沈めけり」とあります。

②くくり染めにすることです。

絞り染めのことです。

在原業平の和歌に「ちはやぶる神代も聞かず竜田川唐紅に水くくるとは」とあります。

③首を絞めて死ぬことです。

④束縛することです。

浄瑠璃(心中天の網島)に「小春に沙汰なし、耳へ入れば夜明けまでくくられる」とあります。

⑤まとまりをつけることです。

総轄することです。

⑥絵の主要部分の縁などを、少し濃い色で線を加え、隈どることです。

⑦最悪の事態を考慮し覚悟を決めることです。

「腹をすえる」と同じ意味です。

以下のように使います。

薪を縄でくくる 荷をくくる 古い雑誌をくくる

「束ねる」の意味

「束ねる」は、以下のような意味です。

①一つに束ねる。

束にすることです。

一つにまとめることです。

細長いものを一つにまとめて括ることです。

②統べ括ることです。

統率することです。

組織などの中心になって全体を取りまとめることです。

以下のように使います。

古い雑誌を束ねる 一座を束ねる 紙幣を束ねる 荒くれ男どもを束ねる
藁を束ねる 長い髪を束ねる 薪を束ねる

<関連語>

「束ねる・つかねる」は、「たばねる」の古い言い方です。

「小枝をつかねる」「手をつかねる(腕組みをする・傍観する)」のように使います。

「絡げる・からげる」は、「束にしてひもなどでしばる」という意味です。

「ひっくくる」は、「くくる」を強めて言う言葉です。

「不要な雑誌をひっくくって、廃品回収に出す」「泥棒をひっくくる」のように使います。

「括る・くくる」は ばらばらの物を一つに束ねること、「束ねる」は 束にすることです。

「括る・くくる」「束ねる」は、類語です。

「束ねる・つかねる」「絡げる・からげる」「ひっくくる」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「物のまわりをひもなどで縛ること」です。

「括る・くくる」は、ばらばらのものを一つにまとめてしばる場合と、元来、ばらばらでないものをしばる場合とがあります。

また、「数式を括弧でくくる」「たかをくくる」のように、「物事に、ある区切りやまとまりをつける」という意味もあります。

「束ねる」は、「細長いもの、毛、髪などを一つにまとめて紐などでしばる」という意味です。

また、「劇団を束ねる」のように、ある組織の全体をまとめるという意味でも用いられます。

やや文章的な表現です。

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