「廃屋」と「廃墟」の違い・意味と使い方・由来や例文

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廃屋は「人が住まない放置された家屋のこと」。

「放置家屋」と言い換えると分かりやすい。

廃墟は「廃屋や廃坑、廃村など放置され監理されていない建物や場所のこと」。

「放置場所」と言い換えると分かりやすい。

どちらも「放置されもの」で「人がいない、管理もされない、放置された、荒れるに任せた」と言う建物や施設、場所のことを言います。

「廃屋」は問題化

「廃屋」は人がもう住まなくなった家のことを言い、荒れるに任せた様子の家になります。

子供は独立し、両親は亡くなったため、実家に住む人がいなくなった状態で管理がされないと廃屋となります。

自治体では多くの廃屋が存在し、その処分が問題となっています。

倒壊の恐れや火災の心配などもあり、防犯上も問題があるのです。

「廃墟」はいろいろ

「廃墟」は「廃屋」を含む概念の広いものです。

「廃」と付く場所は「廃墟」になるのです。

例えば鉱山の「廃坑」、人が移住してしまった「廃村」、昔の道やトンネルの「廃道・廃隧道」、「廃校」「廃寺」「廃駅」「廃橋」「廃工場」「廃病院」「廃施設」「廃炉」などがあります。

また、戦争で破壊された街や自然災害で住めなくなった街なども「廃墟」となります。

「廃屋」も「廃墟」

「廃屋」は人が住んでいた「人家」が放置され、管理されなくなったものです。

「廃墟」の一つと言えます。

古いものは「廃墟」とは言えません。

「文化財級」の建物や寺社は適切に管理されているので、いくら時代を経たものでも「廃墟」にはなりません。

管理があるのかないのかで「廃墟」「廃屋」となるのかが決まります。

ないものは風雨にさらされ、朽ち果てるのです。

「廃屋」と「廃墟」とは

「廃屋」は人の住まなくなった人家のことで、管理がなされない場合は自治体では問題になっています。

地震や火災、犯罪などで倒壊・破損が危惧されるからで、撤去も勝手には出来ないのです。

条例で持ち主や相続人が不明な場合は撤去が出来るようになった市もあります。

「廃墟」は「廃屋」を含む管理がされていない場所や施設のことです。

「廃村・廃校・廃校」など多くのものがあります。

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