近辺は「特定の場所の近くにあたる範囲のこと」。
ある場所を基準として、その近くと言える範囲を近辺と表現します。
しかし、具体的な定義はないので、主観的な使い方になると言えるでしょう。
周辺は「特定の存在の中心の周りのこと」。
何らかの存在を基準にして、その周り一帯を周辺と表現することになります。
日常生活において何度も使える言葉なので、知っておいた方がいいでしょう。
「近辺」の意味
近辺とは、特定の場所の近くにあたる範囲のことです。
何らかの場所を基準にして、その近くを近辺と呼びますが、そのあたりまでの範囲を含むのかという点に関しては曖昧です。
つまり、近辺という言葉を使用するかについてはかなり主観的な判断が必要ということです。
日常生活でそれなりに使われる言葉と言えるので、きちんと意味は知っておいた方がいいです。
「周辺」の意味
周辺とは、特定の存在の中心の周りのことです。
こちらも一定の範囲を表す言葉ではありますけど、その定義は曖昧であり、人によってどの程度までを指しているのかという部分は違いがあります。
周辺に関しては自分を基準にすることが割と多く、自分の周りがどうなっているかについて言及するときによく使われるので、そういった部分を覚えておくといいでしょう。
「近辺」と「周辺」の用法や用例
「今回事件が起きた近辺は元々治安がよくなかったみたいだな。
窃盗事件などがたびたび起きていたみたい。
そういう意味では、今回のようなケースが発生しても全然不思議じゃなかったと言えるだろう。」
「俺の周辺では最近投資を始める人が非常に増えた。
俺はそういうのに興味なかったけど、知り合いの多くがやっているところを見ると、俺もなんだか始めたくなってくるんだよな。」
近辺と周辺は基準となるものの近くを表す言葉
近辺と周辺は何らかの存在の近くに関する範囲を表す言葉です。
だから、意味はほぼ変わりません。
そして、ともにどのくらいまでの範囲を示すのかという点は明確ではないと言えます。
近辺はいろいろなものを対象にすることができますが、周辺はだいたい自分を対象にすることが多く、それらの近くを表す際に使うので、そこは覚えておきましょう。