「死体」と「死に体」の違い・意味と使い方・由来や例文

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死体は「死んでいる状態の人間のこと」。

生きていないという点が重要であり、第三者から見れば身元が不明なケースで使われることが多いと言えるでしょう。

死に体は「相撲における倒れ方のこと、個人や組織が支持基盤を失って、すぐにでも倒れそうな状況のこと」。

どちらかと言えば、後者の意味で使われることが多いと言えます。

「死体」の意味

死体とは、死んでいる状態の人間のことです。

死んでいる状況が重要であり、それが満たされていれば誰に対しても使うことができます。

死体に対面する機会はめったにないもののの、死体という言葉はニュースなどでたびたび見聞きすることになるでしょう。

また、死体は身元不明の人に対して使われることが多いと言えるはずです。

「死に体」の意味

死に体とは、相撲における倒れ方のこと、個人や組織が支持基盤を失って、すぐにでも倒れそうな状況のことです。

相撲において使われることがあるものの、日常生活でいえば後者の意味で使用されることの方が多いでしょう。

特定の個人や組織がすでに崩壊しかけているようなシーンで使用していく言葉と言えます。

でも、そこから立ち直る可能性もとりあえず残っています。

「死体」と「死に体」の用法や用例

「この死体は身元を証明するものを何も持っていない。

したがって、そこを割り出すには時間がかかりそうだ。

よって、この事件の解決にもそれなりに時間がかかると言えるだろう。」

「起死回生を狙って出した新商品がこれだけこけると、もはやうちの会社は死に体だな。

ここからの復活はかなり厳しいと言わざるを得ないだろうね。」

死体と死に体は意味が全然違う

死体と死に体は言葉自体は似ているように見えるものの、意味は全く違っています。

死体は死んでいる状態の人間を指すことが多く、死に体はどうしようもない状態に陥っている個人や組織に対して使っていきます。

だから、意味においては両者は簡単に違いを見出すことができるはずなので、実際に区別をしていくことは容易であると言えます。

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