打診は「相手の意向を表立って確認すること」。
「意向」と言い換えると分かりやすい。
探りは「相手の意向を密かに調べること」。
「間接打診」と言い換えると分かりやすい。
「打診」は相手がどのような考えを持っているのか、相手に聞くことです。
その際、こちらの考えはこうだと伝えることもします。
「探り」は内密な調査とも言うべきもので、相手の考えを密かに調べることです。
「打診」は元々医者が患者の体を指先で叩き、その音でいろいろと判断をすることです。
「打診」は意向の確認のこと
「打診」はこちらの考えを相手に伝えることで、相手の反応を見ることです。
肯定的に反応であればことを進め、否定的であればことを打ち切るのです。
例えば、山登りで「私は大丈夫だが、あなたはどうですか」と言う「打診」に対して「大丈夫」と言う反応であれば続け、「もう限界です」と言う返答であれば、止めるということです。
「探り」は内密なこと
「探り」は「探りを入れる」と使い、相手に悟られないように相手の考えを調べることです。
「打診」のように表立って意向を問うのに対し、例えば人を介してそれとなく聞き出すことを言います。
相手の本心を知りたいときにはそのような手段を使います。
「あの人の考えは、本当はどうなのか探りを入れてくれないか」と使います。
「探り」は水面下の「打診」
「探り」は水面下で「打診」することです。
表立っては出来ない事情でも、相手の意向をどうしても知りたい場合には、「探りを入れる」と言う手段を使います。
そのことで相手の本心が分かり、正しい判断が下せるということもあります。
「打診」と「探り」を両方行った場合、両方の結果が異なることもあり、その場合は「探り」による反応を優先します。
「打診」と「探り」とは
「打診」は表立って相手の意向を聞くことです。
こちらの意向も同時に伝えることをして、「物事の是非」について知ることです。
表面的なことなので、必ずしも本心が分かるという訳ではありません。
本心が知りたいときは「探りを入れる」ことを行います。
間接的に「打診」をするようなものです。
結果が異なることもあり、その場合は「探り」による結果を重視します。