「スパイラル」と「連鎖」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

スパイラルは「螺旋のこと、連鎖のこと」。

「螺旋階段」と言い換えると分かりやすい。

連鎖は「続けて起きる動作や反応のこと」。

「連鎖反応」と言い換えると分かりやすい。

「スパイラル」は螺旋のことでグルグルと続く螺旋階段の様子ら、連鎖的に起きることを意味するようになりました。

「連鎖」も前のことが原因になり次から次へと続けて発生することです。

「スパイラル」は螺旋

「スパイラル」はグルグルした軌跡をたどる螺旋階段の様な螺旋形状を言います。

「負のスパイラル」「デフレスパイラル」と言う「悪循環」のことに良く使われます。

一つの経済指数の悪化が他の経済指数の悪化を招く「連鎖反応」のことを言います。

また、片足を高く上げたまま滑るフィギュアスケートの走法のことも言います。

「連鎖」は鎖の様に繋がったこと

「連鎖」は鎖が繋がっている様子を言ったものですから、次から次へと物事が際限なく続くという意味になります。

良い例が原子爆弾の核分裂の「連鎖反応」です。

ウラン235の核分裂により莫大な熱エネルギーが放出されることです。

核爆弾や原子力発電に応用されているものです。

「連鎖」は原因が結果を生み、その結果が原因となり又次の結果を生むという果てしなく続くことを言います。

「スパイラル」も「連鎖」

「スパイラル」は螺旋と言う意味なのですが、「連鎖的な反応」と言う意味でも使われます。

元々は曲線状の物が渦を巻くような形になっているものを言い、上昇型や下降型の「スパイラル」や螺旋階段のことを言います。

続いていることから「連鎖」的なものなので、「連鎖」とは近い言葉になります。

どちらの言葉も「悪循環」の場合に使われることも共通しています。

「スパイラル」と「連鎖」とは

「スパイラル」は螺旋状のもので繋がっているイメージから「連鎖反応」の意味もあります。

経済指数の下降の悪循環を表し「デフレスパイラルに陥る」「負のスパイラル」などと使います。

「連鎖」は繋がっていることですから、「原子炉で連鎖反応を起こす」「贈収賄事件は連鎖的に発覚」「悪の連鎖を断ち切る」などと使います。

最新の記事はこちらから