「無力」と「無気力」の違い・意味と使い方・由来や例文

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無力は「特定の場面で発揮することができる力がないこと」。

いろいろな能力に対して使うことができますけど、対処する力が自分にはないと感じるようなときに使用していく言葉と言えるでしょう。

無気力は「何かをするためのやる気などがない状態のこと」。

本来であれば、特定の行動を起こすべきなのに、そういった気持ちが全く芽生えてこないと言えるシーンで使っていく言葉と言えます。

「無力」の意味

無力とは、特定の場面で発揮することができる力がないことです。

特定の場面において発揮する能力がないと言えるシーンで使っていく言葉であり、やれることが何もないと感じる状況を無力と表現します。

無力感という言葉も有名であり、そういう表現を使うこともあります。

無力は情けないとか、そういう感情に近い意味を持っています。

「無気力」の意味

無気力とは、何かをするためのやる気などがない状態のことです。

何かをしないといけない状況なのに、それをするためのやる気がわいてこないという、そんな精神状態において使っていく言葉です。

無気力と言えるケースは多くの人たちが経験している可能性が高いでしょう。

どうもやる気がわいてこない状況は珍しいことではありません。

「無力」と「無気力」の用法や用例

「力になってやりたいが、この仕事は俺ではどうにもできない。

俺は完全に無力と言える状況だから、申し訳ないけど他の人たちを当たってみてくれないかな。」

「今日は宿題がたんまり出て、すぐにでも取り掛からないといけないのに、完全に無気力だな。

全くやる気がわいてこない。

このままだとマズいんだけど、どうしようもないね。」

無力と無気力は意味に違いがある

無力と無気力に関しては言葉は似ていると言えますけど、意味は違っています。

無力は何かをするために必要な能力を備えていないという意味で、無気力を何かをするためのやる気がわいてこないという意味です。

したがって、似ている部分はあるものの、意味において区別することができるはずですから、ここについて覚えておきましょう。

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