「しらける」と「冷める」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

しらけるは「白っぽく色があせること、その場の雰囲気が興ざめしたような感じになること」。

前者の意味で使われることはほとんどなく、たいていが後者の意味になるでしょう。

その場の雰囲気なんとなく落ち込んだような状況になるときに使用します。

冷めるは「熱いものの温度が下がる、熱意が消えること」。

どちらの意味でも使いますが、後者はしらけるに近い意味と言えます。

「しらける」の意味

しらけるとは、白っぽく色があせること、その場の雰囲気が興ざめしたような感じになることです。

前者の意味はマイナーであり、たいていは後者の意味で使われます。

そこそこ盛り上がっていたのに、何かの出来事がきっかけで、場の雰囲気がシーンとしてしまうような場面で使っていきます。

日常生活の中でしらけるという状況に該当するケースは割とありえると評価できます。

「冷める」の意味

冷めるとは、熱いものの温度が下がる、熱意が消えることです。

これに関しては両方とも使っていきます。

ただ、後者の意味はしらけるに近いです。

でも、場の雰囲気というよりは個人の気持ちの面で変化が生じるというケースなので、そこは違いになりますけど。

冷めるという言葉は、熱意が存在していたのに、それが消えた、ほとんどなくなったという意味で使っていくことになります。

「しらける」と「冷める」の用法や用例

「飲み会が非常に盛り上がっていた中、思い切って俺が一発芸をやったら場がしらける結果となってしまった。

やっぱりこういうのは慣れている人間がやるべきだとは思った。」

「今年はひいきのチームが優勝できるように精一杯応援していたが、ここまでずっと最下位であり、今後の上がり目は期待できない、完全に冷める状況になってしまったよ。」

しらけると冷める

しらけると冷めるはともに興ざめするや熱意が下がるという意味であり、それぞれは似たような意味を持っている言葉と言えるでしょう。

ただ、しらけるは場の雰囲気に対して使うものであり、冷めるは個人の気持ちに対して使っていくものなので、そこが違いと言えるはずです。

これらの言葉は日常生活の中で普通に使われるものであると言えます。

最新の記事はこちらから