「腹をくくる」と「高をくくる」の違い・意味と使い方・由来や例文

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腹をくくるは「最悪のことを覚悟して物事を行なうこと。」

「覚悟」と言い換えると分かりやすい。

高をくくるは「物事を見くびり、軽く考えること」。

「軽視」と言い換えると分かりやすい。

何か重大な結末が予想される場合、ことをなすのに予め最悪の事態を受け入れる覚悟をしておくことを「腹をくくる」と言います。

「高をくくる」はみくびることです。

「腹をくくる」は覚悟のこと

「腹をくくる」は通説では「帯を締め直す」と言う意味があり、転じて、「いざとなってもたじろがない覚悟をすること」になりました。

「くくる」の意味は多様で本来は「バラバラのものをひとくくりにする」ことですが、この場合は、「覚悟を決める」意味で使います。

「ここまで来たら腹をくくりなさい」「腹をくくりバンジージャンプをする」などと使います。

「高をくくる」は物事を軽く見ること

「高をくくる」は物事の程度を軽く見ることで、結果が重大なことになる場合は油断となります。

「高」とは一説では「石高」のことで相手の領地の石高を推定したことからと言われています。

「量」と言う意味になり、「量を少なく見積もること」から「軽く考えること、軽視をすること」などの意味になりました。

「高をくくっていると大変なことになりますよ」などと使います。

「くくる」と言う言葉を使う言葉

「くくる」は意味が多様で、「やっと腹をくくる」「高をくくるは危うい」「首をくくる」「枝をヒモでくくる」「長い話をくくる」「数式はカッコでくくることが多い」「からくれないに水くくるとは」などがあります。

「くくる・括る」は」まとめて一つの束にする、拘束する」などが元の意味にあり、派生した意味も多彩となります。

「腹をくくる」と「高をくくる」とは

「腹をくくる」は最悪の結果を受け入れることです。

予め最悪になるかも知れない結果を受け入れる覚悟をしてから、ことに当たるということです。

語源は「腹帯を締め直すこと」と言われます。

「高をくくる」は物事の程度を軽く見てしまうことです。

語源は「戦で相手の領地の石高を見積もること」と言われます。

どちらも「くくる」と言う言葉が使われています。

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