微々たるは「程度や分量がほんの少しだけであること、大したことがない状況のこと」。
こういった意味で使っていく言葉です。
程度が微妙であり、評価に値するような状況ではないという意味で使用することが多いでしょう。
些些たるは「量などがわずかであること、取るに足らない状況のこと」。
量がわずかという点は微々たると同じような意味です。
取るに足らないに関しても大したことないとほぼ同じなので、微々たるにかなり近い意味の言葉です。
「微々たる」の意味
微々たるとは、程度や分量がほんの少しだけであること、大したことがない状況のことです。
程度や分量が少ない、でも少しはあるというシーンで使うのが特徴です。
ただ、一般的には少ししかない、十分ではないというニュアンスを感じるときに使用する言葉と言えるでしょう。
したがって、ややネガティブな印象を植え付ける可能性が高いシーンで使用していく言葉になると言えるはずです。
「些些たる」の意味
些些たるとは、量などがわずかであること、取るに足らない状況のことです。
前者の意味は微々たるとほぼ同じです。
しかし、後者についても微々たるとかなり似た意味です。
特定の人物の技量などを評価する際に、ちょっと足りないと言えるようなシーンで使っていくことがあります。
些些たるに関しては、こちらの意味の方を特に覚えておく必要があるのではないかと思われるのです。
「微々たる」と「些些たる」の用法や用例
「この程度の微々たる成績の向上では、ほとんど意味がない。
志望校との差は全然縮まっていない。
今以上に力を入れて勉強をしていく必要があると言えるだろう。」
「そんな些些たる才能では、お前の夢の実現は無理だろう。
その程度の力量ならば、世の中の多くの人たちが持っている。
つまり、取るに足らないという評価しかできないんだ。」
微々たると些些たるは同じ場面で使用できる言葉
微々たると些些たるについては、同じような意味を持っています。
量などがわずかであるシーン、力量などが取るに足りないと言えるシーンでそれぞれ使っていくことができます。
だから、両者は同じ場面で使っていくことが想定されるのです。
でも、微々たるはそこそこ有名ですけど、些些たるについては知らない人もいるのではないかと思われます。