起爆剤は「爆発を誘起させるのに用いる薬剤のこと、劇的な変化を起こすための存在のこと」。
どちらかと言えば、後者の意味で使われやすいと言えるでしょう。
状況を変えるために特別な何かをするようなときに使われやすい言葉です。
呼び水は「ある状況を発生させる、引き出すためのきっかけとなる存在のこと」。
特定の状況が起きたときに、結果的にそのきっかけとなった存在に対して呼び水という表現を使います。
「起爆剤」の意味
起爆剤とは、爆発を誘起させるのに用いる薬剤のこと、劇的な変化を起こすための存在のことです。
前者の意味が本来の意味と言えますけど、こちらで使用されることはあまり多くありません。
実際、こういった言葉が聞かれるシーンというのは、何かしら劇的な変化が起きたときのその原因となった存在を指すときであると言えるでしょう。
「呼び水」の意味
呼び水とは、ある状況を発生させる、引き出すためのきっかけとなる存在のことです。
特定の状況が発生した際に、その原因となった、きっかけを引き起こした存在に対して使うので、起爆剤との違いは非常に微妙です。
大雑把に言えば意味はほとんど同じですから、起爆剤と同じようなシーンで使用していくことが十分に可能と言えます。
「起爆剤」と「呼び水」の用法や用例
「チームの主力選手が怪我をして、一時はどうなるかと思ったが、それによって団結力が強まった結果、今の快進撃になったわけだ。
あの選手の怪我は今となれば起爆剤と呼べるものだったのかもな。」
「何かしらのデマというのは、特定の人間の嘘や信憑性のない情報の拡散が呼び水となって起きることが多い。
ただ、問題はそれを信じてしまう人間が多くいることだが。」
起爆剤と呼び水はほとんど意味が変わらない
起爆剤と呼び水については、どちらも何かしらの出来事が発生するきっかけとなった存在という意味で使います。
明らかに原因と言える存在を起爆剤や呼び水といった言葉で表現していくのです。
だから、これらの言葉は違いを見出すのが困難であり、区別をすることは厳しいです。
同じような場面で使っていくことが想定されているでしょう。