冷遇は「適当にあしらい冷たい態度を取ること」。
「冷ややか」と言い換えると分かりやすい。
冷淡は「相手に冷たい態度をすること」。
「冷たい」と言い換えると分かりやすい。
どちらも相手に対する接し方のことですが、そのような態度を取るまでにはそれ相当の事情や原因が相手に有ったということになります。
相手の悪口を公然とすることや、陰口をすること、馬鹿にした態度を取っていることなどが考えられます。
「冷遇」は本来取るべき対応以下のこと
「冷遇」は本来礼儀を尽くすべき対応をせずに、格下の対応をすることです。
相手が不遜な態度を取っていることが事前に分かっていると、それを咎めるように「冷遇」をして分からせるということです。
個人のこともありますが、国家間のことも考えられます。
本来あるべき状態や対応を意図的に避けてしまうことが「冷遇」となるのです。
「冷淡」は冷たい態度のこと
「冷淡」は相手に接する場合、真剣にならずに適当な対応をすることです。
「適当にあしらう」と言うことで、相手は「冷たい人だ」と感じてしまうことです。
こちらから何かお願い事を持ちかけてみると「鼻であしらう」ような態度をされ、まともに聞いてくれないこと、を指します。
元々そのような性格なのか、何か原因が有るのか突き放すような感じを受けることです。
「冷淡」な対応が「冷遇」
「冷淡」な態度で対応することが「冷遇」になるのです。
本来、相手と信頼関係が有ればそのようなことにはまずならないのですが、確執があり信頼感が無ければ「冷淡」な態度を取られても仕方がないことなのです。
何も好き好んで「冷遇」をしている訳ではなく、相手も信頼を取り戻したいという気持ちの方が強いかも知れません。
「冷遇」と「冷淡」とは
「冷遇」は格下の対応をすることです。
本来するべき対応では無く、例えば、本人ではなく代理人に任せることや、玄関先の対応をすることや、時間を取らないことなどで「冷遇」をするのです。
そのように「冷淡」な態度を取ることは、相手に対する関係の修復のメッセージなのですが、相手が未熟であるとかえって怒りを買うことにもなります。