さぼるは「仕事をいい加減にして休んでいる様子のこと。」
「休む」と言い換えると分かりやすい。
怠けるは「仕事をしないで何もしていない様子のこと」。
「仕事放棄」と言い換えると分かりやすい。
「さぼる」も「怠ける」も同じ様子のことを言います。
結果的に、決められた仕事の内容を達成しないで残してしまうことを言います。
「さぼる」はサボタージュのこと
「さぼる」はフランス語のサボタージュのことで、ストライキの言葉になり、「サボ」が日本で動詞として使われ「さぼる」となったのです。
ストライキの戦術なのですが、単に「怠ける」と言う意味になっています。
「仕事をわざとさぼる」「仕事をしないでさぼってばかりいる」「さぼることが癖になっている」「どうもさぼりが多いようだ」などと使います。
「怠ける」は怠惰
「怠ける」は働かないでぶらぶらしている様子のことを言います。
働こうとすれば働ける能力を持ちながら、働こうとしない様子のことで、事情が有って仕事をしていないこととは違います。
「仕事をわざと怠ける」「仕事をしないで怠けてばかりいる」「怠けることが癖になっているようだ」「どうも怠けることが多いようだ」と「さぼる」と同じように使います。
「さぼる」は仕事で使い「怠ける」は生活態度で使う言葉
「さぼる」は本来「仕事を放棄すること」から「怠けること」と言う意味になっています。
仕事を怠けることですから、使用範囲は限られています。
「怠ける」は仕事もそうですが、日常のルーティンをしない生活態度も言いますから、使用範囲は「さぼる」より広いと言えます。
同じ字で「怠る・おこたる」がありますが、これは注意や配慮のことを言います。
「さぼる」と「怠ける」とは
「さぼる」はフランス語の「サボタージュ」と言うストライキ用語から来た言葉です。
「意図的に仕事を放棄する戦術」ですが「仕事を怠ける」と言う一般的な意味に使われています。
「怠ける」は生活一般に使える言葉で、なすべきことをしない様子のことを言います。
「怠る・おこたる」も同じように義務を果たさないことを言います。