双子は「一つの受精卵が二つに分裂するか二つの受精卵から生まれる子供のこと」。
「双生児」と言い換えると分かりやすい。
三つ子は「二卵性の一つが分裂して三つになり生まれる子供のこと」。
「品胎」と言い換えると分かりやすい。
人間を含む動物は通常一つの卵子から一つの命が生まれるのですが、たまに双生児や三つ子以上が生まれることがあります。
一卵性の「双子」は同じ遺伝子
「双子」が生まれる経緯は、一卵性の受精卵が二つに分裂をすることから始まります。
分裂した受精卵は独自の発達をして双子となるのです。
ですから、性別は男の子か女の子かどちらかになります。
当然遺伝子も同じため、顔かたちが非常に似通った二人になります。
血液型も一緒で、異なるのは生まれてからの環境などで経験することです。
ただし、二卵性双生児は兄弟と同じになります。
「三つ子」の原因は二卵性双生児
「三つ子」となるケースは二卵性の受精卵の一方が二つに分裂することで起きます。
合計3つの受精卵になるために「三つ子」となるのです。
顔かたちは3人のうち2人は二卵性の一つが分裂しているためかなり似ていますが、もう一人は元々の二卵生の片方であるので多少の違いがあります。
つまり、二卵性双生児の違いと同じです。
排卵が多くなると三卵性もあり得ます。
その場合は3人の性別や顔かたちは兄弟程度異なります。
「双子・三つ子」以外にもある多胎
「多胎」は15胎までの言葉があるように現実としてあり得ることで、排卵誘発剤の服用で多胎が増えているのです。
排卵が多くなれば「四つ子」以上もあるのです。
一卵性が分裂した場合は必ず同性になり、二卵性の場合は、同性か別性になります。
「三つ子」以上は全部同性の場合もありますが、一人が別性の確立も半分あります。
「多胎」の性別は一般的な出産比率になります。
「双子」と「三つ子」とは
「双子」は一卵生と二卵性があり、一卵性は一つの受精卵が分裂することで生じますから、顔かたちや性別・血液型などは同じ遺伝子を持つため同じになります。
二卵性では、兄弟と同じですからそれぐらいの違いがあるのです。
「三つ子」は二卵性の片方が分裂するか、三卵性の場合に生じます。
分裂した方は同性になりますから、「三つ子」は「男・男・女」または「女・女・男」またはすべて同性になります。
それ以上の多胎は一般的な比率になります。