「宿痾」と「持病」の違い・意味と使い方・由来や例文

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宿痾は「長い間治らない病気のこと」。

特定の病気がずっと続いているようなシーンで使っていきます。

今後治る可能性は残されているものの、今のところ治る気配がないと感じるときによく使うのです。

持病は「常に抱えている病気のこと」。

一定期間続いている、なかなか治らない病気という意味なので、宿痾と意味はかなり似ている言葉と評価できるはずです。

「宿痾」の意味

宿痾とは、長い間直らない病気のことです。

特定の病気をずっと抱えたままであり、その治療をずっと行っている状況と言えます。

たいていの病気は治療をすることでいずれは治るものの、その気配が見えない、治るまでに非常に長い時間を要すなどのケースで使っていくものであり、その人にとってはその病気と今後も付き合い続ける可能性が非常に高いです。

「持病」の意味

持病とは、常に抱えている病気のことです。

常に抱えている病気という意味では、なかなか治らない病気という言い方もできるので、宿痾と同じような意味になります。

ただ、宿痾と比べると、持病の方が一般的な言葉であるため、よりメジャーと評価できるはずです。

つまり、こちらの方が使用頻度が圧倒的に高いと言える状況です。

「宿痾」と「持病」の用法や用例

「この病気にかかってから、もうどれくらいの月日が流れただろうか。

いつになったら完治するのか分からない状況はもう勘弁だよ。

ただ、宿痾とはそういうものなんだろうね。」

「持病に関しては当初は辛かったけど、今となっては大分慣れてしまったな。

持病を抱えているのが普通みたいな感覚になってしまっており、何も感じない状況だよ。」

宿痾と持病は意味自体は変わらない

宿痾と持病はどちらも長い間直らない、常に抱えている病気のことです。

したがって、両者は意味自体は特に変わらない状況と評価できます。

しかし、宿痾という言葉はあまりメジャーではなく、そこまで頻繁には使用されません。

一方で持病はかなりメジャーな表現と言えるので、それなりの頻度で使用される可能性が高いと言えるでしょう。

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