「現状」と「原状」の違い・意味と使い方・由来や例文

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現状は「今の状況のこと」。

まさに今どんな状況になっているのかについての言葉になります。

過去やこれからの部分は一切関係ない、リアルタイムでの部分のみを指す点がポイントです。

原状は「元の有り様のこと、以前の形のこと」。

元々がどうなっていたかに関する言葉になります。

したがって、今は以前と見た目などがすでに変わっているケースにて使っていく言葉と言えるでしょう。

「現状」の意味

現状とは、今の状況のことです。

今がどうなっているのか、そういった部分に関する言葉と言えます。

リアルタイムにおける今を表しているので、それ以外の部分は一切考慮しません。

したがって、過去や未来に関する情報は特に関係ないのです。

ただ、現状は今の状況のみを捉えるため、現状を使うときには過去や未来は状況が違うという点を含んでいるとも言えます。

「原状」の意味

原状とは、元の有り様のこと、以前の形のことです。

原状については主に過去を表している言葉と言えるでしょう。

特定のものに関して、今どうなっているのかではなく、過去どうなっていたかという点を表しています。

そのものの元の姿、最初の形などの意味で表すので、今がどうなっていようと一切関係ないという意味合いが込められています。

「現状」と「原状」の用法や用例

「お前の成績は現状で言うならば、そこまで悪くない。

志望大学に受かる可能性はある。

しかし、実際に受かるためには、残りの期間で成績をさらに上げる必要があるんだ。」

「今回の事故で双方の車が大破してしまったが、あまりにも事故の衝撃が大きく、両方とも原状が想像できない。

完全に元の形を失っているような、そんな状況に見えるよ。」

現状と原状は表す地点が違う

現状と原状については言葉は似ているものの、それぞれが表している地点には大きな違いがあります。

現状は今について表す言葉であり、原状は過去について表す言葉であると言えるでしょう。

したがって、両者はその点について明らかに違う部分が存在しているのです。

そういう意味では、区別できるポイントはきちんとあるとも評価できます。

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