「無限」と「無窮」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

無限は「限りの無いこと」。

「果無し」と言い換えると分かりやすい。

無窮は「詰まる所の無い永遠のこと」。

「永遠」と言い換えると分かりやすい。

「無限」も「無窮」も同じ意味になります。

どちらも時間や空間について、果てしがない状態のことを言います。

日常生活上は関係ないことですが、譬えとして「無限の可能性がある」「無窮の空間」「無限大」などと使われます。

「無限」は限りの無いこと

「無限」は限界の無い世界のことで、人類は理解が出来ない世界です。

宇宙は有限なのか有限としてもその先は無限なのかなどは分からないことになります。

望遠鏡で見える最遠の星や星雲が限界と言えます。

しかし、その先は見ることが出来ないため、何もないとは言えませんし、有限であるとも言えないのです。

「無限に広がる宇宙」「放物線の先は無限大になる」などと使います。

「無窮」も無限のこと

「無窮」は余り使われない言葉ですが「無限」と同じことです。

「天壌無窮」と言う言葉があり、「天と地が無限である」と言う意味になります。

「無窮日本酒」「無窮洞」「永遠無窮」「無窮無尽」などの言葉があります。

類似語では「無限・永久・永遠・未来永劫・恒久」などがあり、反対の言葉として「一瞬・刹那・瞬間・瞬時」などがあります。

「無限」は「無窮」と同じこと

「無限」と言う言葉は多くの場合使われますが、「無窮」は馴染みのない言葉になります。

「窮」は「限り・詰まる所・窮まる」などの意味で、「困窮・窮地」などの言葉は「追い詰められた状態」を言っています。

ですから「無窮」は「先に何も無いこと、無限であること」を意味します。

しかし、「無窮大の可能性」とは言いません。

「無限」と「無窮」とは

「無限」とは限りの無い時間や空間のことで、人類の能力をしても理解不能なことなのです。

「無窮」も同じ意味の言葉です。

「窮める・突き詰める」ことが出来ないこと、つまり、無限なことになります。

理解できないことでも比喩として使うことは良くしています。

「無限大の可能性が若者にはある」「無限の世界が宇宙にはある」などと使います。

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