「不穏」と「有事」の違い・意味と使い方・由来や例文

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不穏は「何か異常なことが発生しそうな雰囲気のこと」。

「不安情勢」と言い換えると分かりやすい。

有事は「戦争など何か異常なことが発生していること」。

「戦争」と言い換えると分かりやすい。

「不穏」は「有事」が起きる前段階の雰囲気のことで、「有事」は実際に起きている状況のことを言います。

「有事」の定義は様々ですが、国家的な危機のことでは共通したものです。

「不穏」は不安定な社会情勢のこと

「不穏」は「穏やかならず」と言う意味ですから、平静ではないこと、険悪なこと、一触即発な状況のことなどを言います。

今にも戦闘や戦争が起きるのではないかと言う情勢や、経済的な危機、自然災害の前触れなど、ある程度予測のつく事態のことです。

国際的なことや人間関係など相手のある場合と、経済的なことや自然災害など相手のいない場合があります。

「有事」は危機になること

「有事」は武力衝突や戦争が実際に発生すること、リーマンショックの様な経済的な危機状態になること、自然災害で人命が失われることなど、国家規模の危機が発生することを言います。

また、企業においても「危機管理」の概念で企業的な「有事」の対応は議論されます。

国家規模では「自衛隊の出動が行われる事態」が「有事」と言われます。

まず「不穏」なことがあっての「有事」

「有事」になるのには、前触れになる「不穏」な状況が生まれます。

「有事」は突然起きないため、ある程度予測して「危機管理」が行われるのです。

日本は平和憲法を持つ世界で唯一の国であることから、「有事」の研究は抵抗のあることになります。

「三矢研究」など批判がされた経緯もありますが、国家として必要なことには違いありません。

「不穏」と「有事」とは

「不穏」は「有事」の前触れ状態になりかねません。

「有事」は国家的危機のことですから、そうならないように「危機管理」は必要になります。

しかし、現行憲法との整合性から整備は進んでいません。

国土や国民の安全・防衛の観点から、現行の憲法違反との批判を受けても必要な法整備や想定はなされなければならないのです。

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