腹黒いは「心の中で悪いことを考えていること、陰険であること」。
基本的には性格が悪いという意味で使用されることが多く、かなりネガティブな意味を持った言葉と評価できるでしょう。
意地悪は「他人に対して害となる行為をしてやろうと企んでいる状況のこと」。
こちらも性格が悪いという意味の言葉なので、腹黒いと意味はそこまで変わらないと言えます。
「腹黒い」の意味
腹黒いとは、心の中で悪いことを考えていること、陰険であることです。
普段はそんな風に見せないものの、実は心の中で悪だくみを考えている、そんなケースで使っていく言葉と言えます。
したがって、腹黒いに関しては、あくまでも見た目では分からない部分について使っていくのです。
いろいろな機会で見聞きしやすい言葉と評価できるでしょう。
「意地悪」の意味
意地悪とは、他人に対して害となる行為をしてやろうと企んでいる状況のことです。
心の中で悪いことを考えているという意味では、腹黒いと同じような意味と言えます。
でも、意地悪は悪いことをする、考えるという行為全般に対して使用できるので、非常に幅広く使えるという点は覚えておくと良いでしょう。
そこがポイントになりますから。
「腹黒い」と「意地悪」の用法や用例
「あの人は普段はみんなの評判はいいけど、陰では他人の悪口を言ったりしているし、心の底では何を考えているか分からないよ。
かなり腹黒い性格と言えるんじゃないかな。」
「あの人って意地悪だよね。
美味しそうなものを食べていたから、ちょっとちょうだいって言ったら断られた。
僕だったら少しだけなら分けてあげるけどな。」
腹黒いと意地悪は使用頻度が違う
腹黒いと意地悪はどちらも何かしら悪いことを考えているようなケースで使う言葉です。
しかし、意地悪は他人から見て望ましくない行為をしているとき、考えているとき全般で使える言葉なので、かなり幅広く使うことができるでしょう。
したがって、この2つの中では意地悪の方が圧倒的に使用シーンが多くなると言えるはずです。