ポンは「ものを投げ出すときの様子のこと」。
「投げ出し」と言い換えると分かりやすい。
ポイは「ものを捨てる時の様子のこと」。
「もの捨て」と言い換えると分かりやすい。
ポンはいろいろに使われています。
マージャンの用語でもあり、アイヌ語では「小さい」と言う意味があります。
ポイも似たような言葉ですが、意味が異なります。
「ポン」は投げ出すこと
「ポン」はものを投げ出すことです。
「札束を目の前にポンと投げ出した」、飛び跳ねる意味では「ポンと小舟に飛び乗った」、軽くたたくことでは「肩をポンと軽く叩かれた」、マージャンでは「ポンばかりする人」などと使います。
他には「ポン引き」「ポンコツ」など語感が良いこともあり良く使われる言葉です。
オノマトペの一つになります。
「ポイ」は捨てること
「ポイ」は何かを捨てる様子を表すオノマトペになります。
「ポイ捨て」はゴミやたばこの吸い殻を捨てることです。
また、金魚すくいの針金を輪にして薄紙を張った道具も「ポイ」と言います。
他にも「ポイ」と言うタロイモのハワイ料理やジャングリングの道具にも「ポイ」があります。
韓国では「素早く投げる」と言う意味になります。
「ポン」と「ポイ」はオノマトペ
オノマトペは行動を表す言葉です。
「ポン」も「ポイ」も、ものを放り出す様子を言っているのです。
近い音感に「プン」「プイ」がありますが同じオノマトペになります。
日本語にはこのようなオノマトペが4,500語もあるとされています。
「ポン・ポイ」はどちらもオノマトペ以外の意味を持っていて、「プン・プイ」とは違います。
「ポン」と「ポイ」とは
「ポン」はオノマトペでものを前方に投げ出すことを言います。
他の意味では「飛び跳ねること」「飛び乗ること」「マージャン用語で相手の捨てた牌をポンと発声して、同じものを3枚に揃え場に晒すこと」などの意味になります。
「ポイ」もオノマトペで物を軽く捨てる様子を言います。
他の意味では「金魚すくいのすくう道具のこと」「ジャングリングの一種」「ハワイ料理の一つ」などになります。