「見様見真似」と「猿真似」・意味と使い方・由来や例文

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見様見真似は「対象をじっくりと観察して、そのうえで真似をすること」。

特定の真似をするにあたって、きちんと模倣できるように事前に対策をしっかりととるような状況を指しているのです。

猿真似は「サルが人間の行動を見て、実際に真似ること」。

本来はこういう意味ですけど、そこから転じて深く考えることをしないで、ただ真似をしているだけの状況を揶揄する意味で使われる言葉と言えます。

「見様見真似」の意味

見様見真似とは、対象をじっくりと観察して、そのうえで真似をすることです。

元々真似をする気持ちがあったため、より正確な状況にするために、真似る対象をきちんと観察して、できるだけ似ている状況を作ろうとするときに使います。

努力が感じられる言葉と言えるのです。

見様見真似と言える状況はそれなりに観察できると評価できます。

「猿真似」の意味

猿真似とは、サルが人間の行動を見て、実際に真似ることです。

ただ、実際は何も考えないで、とにかく真似をしようとする人を揶揄する意味で使われます。

したがって、猿真似はかなりマイナスイメージが強い言葉と言えます。

猿真似に関しては、そこまで頻繁には使用されません。

悪口に相当する言葉という点も関係していると思われます。

「見様見真似」と「猿真似」の用法や用例

「あの人は見様見真似で仕事を覚えようとしている。

日頃から先輩の姿を観察している状況が見て取れるし、そういう努力を続けることで、社会人として成長していくんじゃないかな。」

「できる人を真似ることは誰でも思い付く。

しかし、とりあえず真似をしてみるなんて行為はまさに猿真似だぞ。

もっと頭でよく考えてから行動した方がいいんじゃないか。」

見様見真似と猿真似

見様見真似と猿真似に関しては言葉としては似ているように見えますが、意味は異なっています。

また、見様見真似は特にいい意味でも、悪い意味でも使用されない言葉ですけど、猿真似は基本的に悪い意味で使用される言葉と言えます。

したがって、そういったイメージでの部分でも違いはちゃんと存在しているので、覚えておきましょう。

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