「忙殺」と「謀殺」の違い・意味と使い方・由来や例文

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忙殺は「仕事などで非常に忙しい状況のこと」。

つまり、やることが非常に多く、他のことに手が回らない、特定のことだけに集中せざるを得ないといった意味の言葉になります。

謀殺は「計画的に人を殺すこと」。

衝動的、突発的ではなく、前もって特定の人間を殺すことを決めて、入念に計画を立てて、実行するようなケースで使っていく言葉と言えるでしょう。

「忙殺」の意味

忙殺とは、仕事などで非常に忙しい状況のことです。

忙しいという点が重要であり、特定の作業などによって自由な時間を持てない、そんなシーンで使っていきます。

何らかの作業をするために、自分の時間を奪われるので、他のことに手が回らないというケースが顕著ですが、そのような状況を経験している人は割と多くいるでしょう。

「謀殺」の意味

謀殺とは、計画的に人を殺すことです。

その場での思いつきとか、そういったケースではなくて、前もって計画を立てて確実に特定の人物を仕留めるような状況で使っていく言葉と言えます。

計画殺人という言い方ができますが、こちらの方が有名かもしれません。

実際、謀殺という言い方をするケースはあまり多くないと評価できるでしょう。

「忙殺」と「謀殺」の用法や用例

「今日はこの仕事だけずっとやっている気がする。

気が付けば、昼飯も食わずにずっとオフィスにこもりっぱなしだ。

完全に仕事に忙殺されている感じで、他に何もやっていない状況だな。」

「今回の事件は恐らく計画的犯行だろう。

つまり、前もってこの人物を殺す計画を立てたうえで、犯行に及んだというわけだ。

謀殺みたいなケースは世の中に多くあるが。」

忙殺と謀殺は明らかに意味が異なる

忙殺と謀殺はなんとなく似ている表記に感じるかもしれません。

実際、読み方は一緒ですし。

ただ、これらは明らかに意味が異なっています。

忙殺は特定の作業などに時間を奪われるという意味であり、殺されるわけではありません。

しかし、謀殺は誰かを殺すという意味が含まれているので、その点で明らかな違いが存在していると言えます。

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